世界で一番住みたい国はやっぱり「日本」

内藤 忍

先日、六本木のレストランで大学時代の友人にバッタリ出会いました。ロンドン在住で既にアーリーリタイアして、旅行で東京に来ているとのことでした。

後日共通の友人も呼んで、3人で別のお店でランチをしました。3人とも海外に住んだこともあり、食べることが大好きという共通点がありますが、一致したのは、飲食のコストパフォーマンスが世界で一番良いのは日本という意見でした。

ロンドンに住んでいる友人が日本に来るたびに感動するのは、中華料理店のテーブルに置いてある醤油やラー油の小瓶が毎回全て清潔に拭いてあることだそうです。中には汚いお店もありますが、チェーン店に入るとわずか数百円で、清潔なお店で美味しいものが食べられるのは日本だけだそうです。

確かに、吉野家のようなファストフードのお店では、300円台で美味しい食事が食べられます。店内は清潔で、店員さんの接客も丁寧です。

東京は、夏の暑さは尋常ではなく、春の花粉症シーズンも快適とは言えません。人も多く、ストレスの溜まることも多い街です。しかし、シンガポールや香港、ロンドン、ニューヨークといった世界のグローバル都市に移住したいかと聞かれれば、短期の旅行はともかく長期で住みたいとはあまり思いません。

どこに住みたいかを決める要因は人によってそれぞれと思いますが、私は食事が大きな決定要因です。

その点からいえば、日本食だけではなく、世界のあらゆる料理があって、価格もリーズナブルで、快適な環境で味わえる東京を超える街は存在しないと確信しています。

友人たちに言わせると、税金の高さが日本に居住するデメリットらしいですが、節税のために好きでもない国に我慢して住んでいることほど人生の無駄は無いと思います。

東京をベースにして、暑い時は涼しい場所に、花粉症シーズンは花粉の飛んでいないところで生活する。そんなライフスタイルが、現時点の私が考える理想です。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2018年9月27日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。