インナーサークル資産設計実践会のメンバーで馬主の方にご招待いただき、府中にある東京競馬場に出かけてきました(写真はパドック)。
個人で馬主になっている人は、極めて少なく、400人程度と聞きました。誰でもなれる訳ではなく、身元が確実な方で、経済力もチェックされます。馬主になってからの経済的負担に耐えられないと継続的に馬主としての活動ができないからです。ある意味、究極の「インナーサークル」です。
馬主には、馬主専用の駐車場が用意されています、待つことなくスムースに車を止めて、場内に入ることができました。専用エレベーターで、7階の専用フロアに行くと、入り口でチェックを受けて、馬主とその紹介者しか入れないエリアに入れます。一般の競馬場のイメージとは別世界の優雅な雰囲気が漂っています。
テラスに出ると、予約したベンチシートで、競馬観戦することができます。テーブルが付いていて、競馬新聞とモニターでレースをチェック。ドリンクや食事の持込もできますから、ビールやハイボール片手に楽しむこともできます。馬券が買いたければ、近くにカウンターがあり、口頭で買いたい馬券を言えば、簡単に購入できます。
競馬は、馬券を購入する人、胴元であるJRA、馬主の3者で、お金の流れが作られています。
馬券を購入したら、そこからJRAが一定の比率を徴収し、その一部が馬主に賞金という形で支払われる。馬主は、賞金の中から、馬の維持費を負担するという構造です。
馬券購入は、宝くじよりは有利ですが、それでも期待値は75%程度です。馬券を買うのは、投資ではなく、飽くまで趣味としての楽しみの範囲です。
一番儲かるのは胴元ですが、なることはできません(笑)。となると、競馬で面白いのは馬主になることではないかと思いました。誰でも簡単になれる訳ではありませんが、インナーサークルの中に「歪み」が存在している可能性があります。
昨日はG1レースのジャパンカップがあって、最終レースの場内の盛り上がりは異常な雰囲気。馬主席には、テレビでお馴染みの面々もたくさん見かけました。馬主という究極のインナーサークルについて、もう少し研究してみようと思います。
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編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2018年11月26日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。