起業して「飢え死」した人はいない

丸の内朝大学マネークラスの東北のフィールドワーク2日目は、東北で起業している方のお話を伺いました。

山里で古民家の再生事業を始めた女性、インターネットで物販を手がける男性、ダジャレを切り口にキャラクターグッズの販売事業を行うシニアの方、個性豊かな方の楽しく参考になる話が聞けました。

3人の起業家の方に共通するのは、震災が事業始める契機になっているということ。そして、もともと起業を目指してキャリアを積んできたわけではなく、ひょんなきっかけが今の自分のビジネスを作っていることです。

ピカピカの創業計画があるわけではなく、むしろ思いつきや、その場の勢いで新しい事業に乗り出し、なんとかビジネスとして成り立たせているのです。

まさに「走りながら考える」という言葉がピッタリの仕事の進め方です。

会社組織から脱出し、起業するというのは勇気の必要なことです。多くの人が起業して自由を手に入れたいと思いますが、ほとんどの人は、あれこれ考えるだけで結局は行動しません。

特に、頭のいい人は、リスクや失敗することに恐怖や恥ずかしさを感じ、行動できなくなってしまうのです。

起業すべきか、やめるべきか?どちらが良い結果を生み出すかはわかりませんが、今回のフィールドワークで多くの人が感じた事は、起業は思ったほど難しくないと言うことです。

少しの資金と、アイディアがあれば、まず小さく始めてみて実験することが可能です。うまくいったら、それを大きくしていけばいいのです。私も会社を辞めて不安だったころ、会社経営者の人たちに、起業して「飢え死」した人はいないと良く言われました。

頭の中でぐるぐる考えるより、まず始めてみて、そこから見えてくるものをさらにフィードバックして事業に生かしていく。

やはり、人生やったもん勝ち。今回のフィールドワークでも、また同じことが再確認できました。

楽しいフィールドワークが終わった夕方からは、仙台にある居酒屋で、仙台のソウルフードと言われるセリ鍋(写真)を堪能。フィールドワークの後の鍋の味は、また格別でした!

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2018年12月3日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

 

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。