富裕層がナイスなプレゼントをできる理由

富裕層の人たちとお付き合いする機会が増え気がついたこと。それは、さすが!と思うような気の利いたプレゼントを贈ってくれる方が多いことです。

画像はイメージです(写真AC:編集部)

何かこちらがしてあげたことのお礼と言うこともあれば、何もしていなくても、旅行やイベントに行ったということで、お土産をもらったりします。

こちらも、頂いたプレゼントにお返しをします。それがまたお返しのプレゼントとなって戻ってくる。そんな連鎖が、続くことになるのです。

プレゼントには、単にモノがもらえるということ以上の価値があります。何をあげるのがいいかを一生懸命考えて、商品を選んでくれた。大切に思ってくれた気持ちがそこにはこもっているからです。

だから、それぞれが自分で1万円の商品を買うより、1万円の商品をお互いにプレゼントし合う方が、価値があると言えるのです。

しかも、相手に気に入ってもらえるプレゼントを贈れば、そこにコミュニケーションが生まれます。それがお付き合いを深めることにもなり、気持ちの良い人間関係が広がります。

以前ある富裕層の方は、予約のなかなか取れないお寿司屋さんの個室のディナーをプレゼントしてくれました。

数万円する高級なお寿司というだけではなく、お金を出しても予約できないというプライスレスな贈り物。その心配りに感激して、こちらも気に入ってもらえそうな有名ブランドの紳士洋品をお渡ししました。

プレゼントを喜んでもらうためには、相手が何が好きで、どんなライフスタイルなのか、深く知る必要があります。そして、何が一番良いか、手間と時間をかけて相手のことを想う。

さらに、それだけではなく満足してもらうためには、自分の経験値を上げ、引き出しの数とクオリティを豊かにしていく必要があります。

だから、人生を豊かに生きて、豊富な経験をしてきた富裕層は、プレゼントで相手を喜ばせる達人です。そして、そのセンスがその人の人間関係をさらに大きく広げていくのです。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2018年12月16日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。