人生を変えるには「ゼロベース思考」で出来ることのリセットから

人生を変えたいという相談がたくさん来ますが、やるべきことは明確です。過去とのしがらみを断ち切り、「ゼロベース思考」で出来ることのリセットをすることです。

写真AC:編集部

過去の延長線に未来があるという考え方では、人生は変わりません。

会社でも「前例主義」にこだわって、昔からやっているからという理由だけで、必要なのかどうかも考えず同じ仕事を繰り返している思考停止の人たちがいます。統計データのように継続生が重要な仕事があることを否定はしませんが、仕事というのは環境と共に最適化を常に考えていかなければ、効率が低下し、成果が出なくなっていきます。これはプライベートでも同じです。

変化の大きな時代になって、過去の経験や体験が役に立たなくなってきました。また、AI(人工知能)の大量のデータ処理能力には人間は打ち勝つことができませんから、人間の過去の経験に基づく行動は一層価値の無いものになっていきます。

過去にこだわるのではなく、過去とは関係の無い「非連続」な行動を創造していくことでしか、未来を変えることはできません。

そのためには、自分の人生を「ゼロベース」で見直し、リセットしてみることです。

今の自分の人生は過去からの連続で作られている訳ですが、それらが全くなかったとして、自分が今ゼロからどんな人生を実現させたいかを考えてみるのです。自分が住んでいる場所も先祖代々住んでいるという「しがらみ」で決まっているかもしれません。仕事も本当はやりたいことではないが、大学のセミの先輩に誘われて入社した会社でたまたまやっているだけかもしれません。

現実問題として、家族の都合を無視して勝手に引っ越しをしたり、次の仕事の当ても無いのにいきなり会社を辞めることは無いかもしれません。でも、自分の現状の中にはリセットしてやめてしまったり、別の方法にした方が明らかに良いこともたくさんあるはすです。

変えられるものだけでも、今年から変えていく。その小さな変化が次の変化を誘発し、人生が好転するきっかけになる可能性があります。

私の周りにいる「人生を変えた人たち」は、そんな小さな変化から始めて、思い通りの自分を手に入れています。まずは出来ることの行動から。あれこれ考えるよりも動いた人の勝ちです。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2019年1月13日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。