防衛省は21日夕、韓国海軍艦艇から射撃管制用レーダーを照射された際の音をインターネット上に公開した。また日本側の抗議やこれまでの証拠提示に再三否定してきたことを受け、
これ以上実務者協議を継続しても、真実の究明に至らないと考えられることから、本件事案に関する協議を韓国側と続けていくことはもはや困難であると判断いたします
との「最終見解」を示し、韓国側との協議を打ち切る意向を示した。
ツイッター上では「最終見解」がトレンド入りして注目。日頃、韓国に厳しい意見を示す右派のアカウントを中心に、一連の嫌韓ムードの高まりを示すような反応が相次いだ。竹田恒泰氏は日韓関係の悪化を希望。
異例の事態に、リベラルな外交観で知られる舛添要一・前東京都知事ですら、「文在寅政権の間は日韓関係の修復は不可能に近い」と指摘。
一方で、協議打ち切りに否定的だったり、最後まで反論し続けるように要望する意見もあった。
なお、防衛副大臣などを歴任した自民党国防部会長の山本朋広・衆議院議員は、今後も日本から具体的な対応策が出てくる可能性について言及した。