悪魔のような五輪相 桜田義孝を弾劾せよ

池江璃花子選手がTwitterで白血病を公表したことに衝撃を受けている。約1年半後に東京オリンピックが迫る中ではあるが、まずは日本を代表する水泳選手である前に、一人の人間として命を大事にして頂きたい。Twitterで公表したこと自体が現代的であると同時に、意志を感じる。世界中の人から応援メッセージが届くし、具体的に必要な知識も集まる。18歳の水泳選手の白血病闘病宣言は、スポーツ史に残るものだ。病魔への歴史的勝利を祈っている。

それにしても、桜田義孝である。安倍首相は自民党の党大会で「悪夢のような民主党時代」と発言した。国会では元民主党代表である岡田克也氏とバトルにもなった。公文書が改ざんされ、データの不正なども横行する自民党時代も悪夢のようだと私は思うのだが…。リアルに悪夢のような、いや、悪魔のような存在は、桜田義孝五輪相ではないか。

就任以来、数々の暴言・失言が相次いできたが、よりによってこのタイミングで、この状況で「下火にならないか心配」とは。もちろん、心配する言葉も交えつつのコメントではあったが。この言葉が出てくること自体、ない。闘病する池江璃花子選手のことなど歯牙にもかけぬ傲慢な言動である。

桜田五輪相公式Facebookより:編集部

安倍首相は昨秋に立ち上がった内閣について「全員野球内閣」と呼んだ。しかし、全員草野球内閣、ライトで8番のシロウト集団ではないか。いや、草野球内閣は撤回しよう。草野球はこれはこれで、野球愛、仲間愛に満ちているからだ。五輪相どころか、政治家として、いや、温厚な私がこういうのもなんだが、人としてどうなのかというレベルである。中学校で必修化された道徳の教科書を今から3回音読しなさい。そんなレベルである。

札幌の先輩、フラットバッカーの「ハードブロウ」を爆音で聴いてほしい。「いい加減にしなさいよ、今に痛い目にあうわよ」と。


編集部より:この記事は常見陽平氏のブログ「陽平ドットコム~試みの水平線~」2019年2月13日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。