京都新聞などが12日昼、自民党の杉田水脈議員が研究者らから損害賠償と謝罪を求めて提訴されたことを報じた。同日朝には杉田氏提訴を予告するツイートも流れており、実際に報道が流れると、ネット上では杉田氏の批判者を中心に反響が広がった。
京都新聞によると、杉田氏を提訴したのは大阪大学の牟田和恵教授や同志社大学の岡野八代教授ら4人。ツイッターやインターネットテレビで「日本の国益を損なう反日研究」などと中傷を繰り返したという。
杉田議員提訴を予告していたのは、立憲民主党の有田芳生議員。
報道が流れると、ツイッターでは「杉田水脈議員」の他に関連する3ワードまでがトレンド上位入りした。
提訴の報道を受けて、LGBTや科研費などをめぐり杉田氏の発言を快く思っていなかった人たちの間では歓喜や怒り、呆れなどの声が広がった。
一方、LGBT問題等で杉田氏を激しく批判してきた足立康史・衆議院議員(日本維新の会)については、科研費をめぐる対応が改めて評価されていた。
なお、今回の件に中立的な立場からは、一部のメディアによる杉田氏写真の選択に対し悪意を指摘する声もあった。