我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。
千葉県議会では代表質問が始まっております。
今回の2月定例県議会では、千葉県野田市における児童虐待死亡事件においての質問が多く、すべての会派(2人以上の会派)から質問・要望・発言がある予定です。
我が会派からも県に対し行います。
森田知事は県議会において、児童相談所の組織体制を強化する方針を示し、2019年度から県内6カ所の児相すべてに警察OBや弁護士を非常勤で配置していくこと、警察との連携や司法手続きなどの対応力を高めること、児相の職員も増員し、子どものSOSを見逃さない体制づくりを目指すと明言いたしました。
野田市の事件をめぐっては、弁護士や医師、学識経験者でつくる検証委員会を設置し、2月21日に初会合を開きます。森田知事は今回の事案について重く受け止める、とともに児相の判断に多くの課題があったと認識しているとし、徹底的に再発防止策を講じるために、検証委員会は児童相談所の対応や関係機関の連携などを点検するとしましました。
一時保護解除という判断、解除後の家族の状況、解除後の支援体制、学校・児童相談所・野田市教育委員会との連携に課題があったと言わざるを得ず、そもそも私は既に児童相談所については課題があると認識し、2017年の予算委員会で取り上げ、森田知事から答弁をもらっていました。
柏児童相談所についても取り上げていました。
様々な勉強会に行って、現場の声も聞いていました。(参照:『児童福祉』に関する勉強会@松戸市弁護士会館)
児童福祉の中にはもちろん私が熱心に取り組んでいる里親制度にもつながるわけです。
2016年の12月定例千葉県議会では
発議案第1号「千葉県子どもを虐待から守る条例の制定について」
※条例提出会派:自民党、護憲会、県民声、いんば、かとり、我孫子(水野ゆうき)
※条例賛成会派:民進党、公明党、共産党
※条例反対会派:市民ネット社民党無所属
が可決していたのにもかかわらず、このような最悪の事態となってしまったことは無念でなりません。
課題と問題点を徹底的に洗い出し、すべての子どもを守るために関係機関との連携強化と児童相談所の組織・体制強化に向けて県議会として党派を超えて取り組んでまいります。
編集部より:このブログは千葉県議会議員、水野ゆうき氏のオフィシャルブログ 2019年2月14日の記事を転載しました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、「水野ゆうきオフィシャルブログ」をご覧ください。