海外フライトで大切なのは食事よりも「シート」

2013年に起業した当時は、エコノミークラスで世界中飛び回っていました。しかし、最近はさすがにビジネスクラスを利用するようにしています。

ビジネスクラスといっても、航空会社によって、あるいはフライトによって、そのクオリティーはかなり異なります。

食事のレベルが高いのは、やはり日系の航空会社です。写真のように、飲食店で普通に出てくるようなハイクオリティな食事を楽しむことができます。これが前菜の一部でさらにメインからデザートまで続きます。しかし、私が1番気にするのは、食事ではなくシート(座席)です。

フライトを決める際は、旅行代理店に聞いたり飛行機会社のサイトをチェックして、シートがフルフラット(完全に平らにリクライニングする)かどうかを確認します。

アメリカや新興国の飛行機会社には、フルフラットにならないのが、ビジネスクラスの標準となっている場合もあります。ビジネスクラスといっても、エコノミークラスをただ広くしただけのような座席だったりするのです。

このような座席だと、特に夜行便の場合、機内で寝れなくなってしまい、快適な旅行ができなくなったり、現地での行動に制約が出たりするのです。

写真AC:編集部

食事は美味しくなければ残せば良いですが、座席は変えることができません。特にアメリカや欧州のような長距離便になると、機内でどのような席に座るかが、直後の体調に致命的に影響します。

ファーストクラスになると更に高いサービスが受けられますが、ビジネスクラスと比べると、敢えて選択するほどの価値があるとは思えません。

確かにエコノミークラスに比べるとビジネスクラスは高価格です。しかし価格に見合ったサービスが提供されている航空会社を選択すれば、その価値は十分に感じることができます。

国内やアジアの近隣国であれば座席にはこだわりませんが、3時間を超えるフライトになればやはり快適性を重視してフライトを選択したいと思います。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2019年2月21日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。