野党は、3分の遅刻を許せない不寛容な政党ばかりなのかしら

衆院インターネット中継より:編集部

国会議員に限らず人は誰でもパンクチャルであるべし、時間にルーズな人はすべてがルーズになってしまう、とかねてから思ってはいるが、それはあくまで自分自身に対しての訓戒であって、他人の過ちに対して私自身はそんなに厳格な方ではない。

まあ、私が甘い、と言われる由縁なんだが、私は相手が3分くらい遅刻したからといって延々と相手を責めるようなことはしない。

大臣が3分委員会に遅刻したというので、委員会審議を5時間停めてしまったようだが、3分の遅刻で5時間の審議ストップは如何にもやり過ぎである。

ほう、野党の方々はこんなにも時間に厳しいのか、大臣のささいなミスを絶対に許さないのか、とその不寛容さに呆れてしまうほどだ。

3分遅れた大臣を擁護したり称賛したりは出来ないが、しかし、いつまでも非難し続けるというのは、いただけない。

来年度予算案の成立を少しでも遅らせようという目論見での審議拒否なんだろうが、これが選良と言われる国会議員のやることか、と思えば、情けなくなる。国会審議を見守っている大方の国民の存在など視野に入っていないのだろう。

これで国民の支持が増えると思っているのだったら、アンテナが狂っているとしか言えない。

あー、あー、あ、と溜息が出てしまう。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2019年2月22日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。