ユーミンは「日本のポールマッカートニー」になって欲しい

ユーミンこと松任谷由美さんの武道館コンサートに行ってきました。クイーンの映画「Bohemian Rhapsody」を観て以来、音楽系のイベントに出かけることが多くなっています。

今回はタイムマシンコンサートということで、デビューから最近の曲まで幅広く選曲され、3時間近くの大満足のコンサートでした。コンサートはストーリー仕立てになっていて、象に乗ってユーミンが登場したり、途中からはシルクドソレイユのようなアクロバティックなパフォーマンスがあったりと、音だけではなくビジュアルにもこだわった構成になっていました。これは彼女のコンサートの伝統のようです。

私が好きなのは、「リ・インカネーション」までの、昔のアルバムです。

ベルベットイースター、ダンデライオンといった昔の曲が演奏されると、なぜか涙が溢れてきました。音楽と言うのは、メロディーに過去の記憶が焼き付けられているようで、コンサート会場にいながら様々なことがよみがえってきます。「懐かしさ」が涙に変わるという経験は、自分でも意外でした。

18時半に始まったコンサートはアンコールが終わると21時半。後半になってもパワーは衰えることなく、ステージを走り回りファンサービスを忘れない。日本最高峰のポップスターを見ていると、ポールマッカートニーを連想しました。言うまでもなく、ビートルズのメンバーであり、解散後も76歳で、今も現役で活躍している「ポピュラー音楽史上最も成功した作曲家兼ミュージシャン」です。

人々の心に残るメロディを自ら次々に生み出し、コンサートでは65歳という年齢をまったく感じさせないエネルギーを爆発させ、顧客満足度を常に考えてステージを構成する。これからも、さらに素晴らしい楽曲を発表し、素敵なコンサートをクリエイトしていくことでしょう。

アンコールの最後の曲はデビュー曲の「ひこうき雲」。これまた涙なしでは聞けませんでした。

武道館でのコンサートは来週まで続きます。もう一回観てみたいと思います。

■ 毎週金曜日夕方に配信している無料のメールマガジン「資産デザイン研究所メール」。メールアドレスとお名前を登録するだけで、お金の不安を解消するための具体的な方法をご紹介します。

■ 「初めての人のための99%成功する不動産投資」、シリーズ累計19万部となった「初めての人のための資産運用ガイド」など、今までに出版された書籍の一覧はこちらから。

※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2019年3月7日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。