猟友会に所属する福井県の女性町議が、獣肉や自身を撮影した画像などをFacebookに投稿して炎上。これを問題視した東京の動物愛護団体が町議会事務局に対し、町議への抗議と辞職を要求する騒ぎがあった。地元紙の福井新聞が14日、この動きをいち早く報道し、その団体の代表理事が、女優・杉本彩さんという著名人だったことから、炎上騒ぎはネットから「全国区」に広がろうとしている。
騒ぎのきっかけとなったのは、福井県高浜町の児玉千明町議(30歳)。2015年の前回町議選で初当選。若手女性議員でありながら、猟友会に所属しているという異色の経歴が注目を集め、AmebaTVなどのメディアに、“狩りガール議員”として取り上げられたことがある。
問題の画像はすでに削除されたとみられるが、前出の福井新聞によると、
獣の肉塊がぶら下がった前で包丁を持ったり、鹿の革製のちょうネクタイを身につけたりして、ともに白目をむいて写ったもの
などの画像が投稿されていた。これを受けて、杉本さんの団体「公益財団法人動物環境・福祉協会Eva」は
議員の立場にありながら、SNSで命を軽視するような行為を是認することは、大人だけでなく子どもの倫理観の欠如を助長させることにつながる
などとして抗議・辞職を申し入れたという(福井新聞)。
ネット上にすでに出ている画像について、アゴラでは掲載を自粛するが、画像には、肉塊の前で「変顔」するなどした児玉氏の姿が写っており、ネット上では非難が噴出している。
この人相当不快な方。最低です。動物を殺しその横でふざけ顔をして命をなんだと思っているのでしょうか。こんな方が議員をしている事が信じられません。
といった嫌悪感をあらわにする投稿や、
このツイートの画像を見ると本当に言葉を失います。
命に対する冒涜だと感じる人が多いのではないでしょうか。
この方に、清き1票を投じた町民の方々は町議会議員 児玉千明先生のこんな姿を見てどう思われるのでしょうか。
児玉氏の態度を糾弾する意見が相次いだ。
これらの投稿に対し、やや少数派ながら「何が問題なのか」とバッシングに異論を唱える人もおり、その投稿に共感が集まる動きもみられた。
堀江貴文氏も「何が悪いのかさっぱり分からんのだが。嫌なら見なきゃいいだけ」と、騒ぎ立てる人たちを突き放していた。
また猟友会が活躍している地方と、杉本さんが拠点にする東京との環境の違いから、団体に批判的な見方も。
そして、リベラル派によるいわゆる“ポリコレ”的な表現規制の観点から論じる意見もあった。アゴラのフェローで、日米リベラル派の“ポリコレ”活動を批判している渡瀬裕哉氏は「こんなことで抗議する動物愛護団体の人達は肉食料理を食べる時に常にお葬式のような顔をして食べて欲しい」などと皮肉った。