「時間の奴隷」から解放される方法

時間に追われた生活を続けている人がいます。かくいう私も、以前はスケジュールをビッチリ詰め込まないと不安だった時期もありました。予定を増やし、それを計画通りにこなすことに快感を感じていたのかもしれません。

しかし、今はできる限り何もしない時間を増やせるようにしようと努力しています。私は手帳に、仕事は青、プライベートは赤、スケジュール以外は黒で書き込むようにしています。スケジュール帳の空白をできるだけ増やす。そしてそこに赤字で自分のプライベートの予定を入れていくのが楽しみです。

(写真AC)

仕事の予定に追われて余裕のない「時間の奴隷」から解放される方法は、2つあると思います。

1つは労働時間の短縮です。

収入は「時給×労働時間」で決まります。つまり、同じ収入で労働時間を短縮するには時給を上げれば良いのです。

時給を上げるのに必要なのは「希少性」です。他の人にできない仕事にフォーカスすることで、徹底した差別化を実現する。そうすれば、価格競争に巻き込まれないようになります。人と同じことをしていては、いつでも代替されてしまう存在に過ぎず、価格競争に明け暮れるレッドオーシャンから抜けられません。単価の低い仕事を長時間しなければならなくなってしまうのです。

そしてもう一つの方法は、自分が働くのではなく「お金に働いてもらうこと」です。

4月15日のセミナーに登壇するサラリーマンM氏は、3年前からコツコツと都心・中古・ワンルームマンション投資を始め、年間の家賃収入が1000万円を越えるまでになりました。ローンの金利支払いを差し引いても、実質的に年間600万円の不動産収入が得られるようになっているのです。

自分が働くのではなく、隣にいる「小さなおじさん」が自分と同じくらいの年収を稼いでくれているわけです。

時間の自由ができれば、趣味に使っても良いですし、もっと収入を増やしたければ別の仕事をしても良いでしょう。「時間の奴隷」からの解放は人生の選択肢を広げてくれます。人生はあっという間に終わってしまいます。だからこそ、そんな奴隷生活を続けている暇は無いはずです。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2019年3月15日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。