予算特別委員会では、PTAに関して質疑をさせていただきました。
これまで代表質問等で、様々な案件を取り上げさせていただきました。
私の力ではありませんが、教育委員会にもご配慮をいただき、様々なPTA改革が学校ごとに進んでいます。
PTAの負担を軽減するために、従来の仕事を見直し、大幅な廃止を進めている学校も出ています。
さらに、私が代表質問で取り上げさせていただいた、PTAによる校庭開放についても、学校でアンケートが実施されていますが、今後の動きも注視をします。
一方で、学校の判断でPTA改革が進まない場合も出てくるかもしれません。
PTA改革に熱心に取り組まれようとしているある学校の保護者の方から、
「先生が評価を気にして改革が進まない。」
という趣旨のご意見をいただいたことがありました。
先生方が評価を気にされること自体は、良い仕事をするためにも大切なことです。
しかし、PTAが評価に関係あると誤解をされている可能性があります。
そこで、以下の質疑(要旨)をさせていただきました。
伊藤 PTAの負担についてどのようにお考えでしょうか。また、PTAの仕事を減らすことで教員の評価が下がることはありますか。
教育委員会 教育委員会にもPTA活動についてご相談があります。仕事をスリム化し、できる範囲で活動することを大切にしています。また、PTAの仕事を減らすことで、教員の評価が下がるということはありません。
教育委員会からご答弁をいただき、ホッとしました。
今後は、学校とPTAが迷うことなく、保護者が望む改革に取り組んでいただければと思います。
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この4年間で、PTAに関しては特に注力して取り組ませていただいたテーマの一つとなりました。
繰り返しになりますが、PTAは任意団体であり、その活動も自治的に行われることが原則です。
しかし、現実としては行政がPTAに協力を求める案件の存在、地域コミュニティ関連の仕事、さらに現場における教員や保護者間の認識のズレなど様々な課題があります。
子育て世帯がPTAで悩むことなく、自由でいられるよう、議会を通じて後押しします。
それでは本日はこの辺で。
立教大学在学中に株式会社スモールクリエイターを設立した元学生起業家。資金調達やグループ会社3社の設立を実施。NPOや一般社団法人等と連携しながら、大学生のキャリア支援や老人ホームで地域の若者とお年寄りを繋ぐ音楽イベントの企画・運営など、若者の感性を通して社会を豊かにしていくことを信条として活動中。2015年新宿区議選で初当選。公式サイト。ツイッター「@itoyohei_tw」