元人事担当役員が語る、新卒の選考基準(後編)

前回は履歴書についてでしたが、今回は面接編です!

*ここに書くのは、いわゆる健常者に対する選考基準ですが、障害者の方も参考にしてください。

写真AC:編集部

(1)30秒で判断

最初の30秒でダメと判断した人が、後半に盛り返したことはありません。もう帰っていいよとは言えないので、形式的な質疑をして時間が経つのを待ちます。面接あるあるです(笑)

チェックポイントは、

  • 見た目の清潔感と礼儀正しさ
  • 第一声の元気さ
  • 目を見て話が出来るか

です。

これが出来れば、第一関門突破です(^ ^)

(2)こちらからの質問にきちんと答えているか?

私が最も重視している項目です。つまり、「この質問で相手は自分の何を知りたいのか察知する能力があるかどうか」ということです。仕事とは『コミュニケーションの連鎖』です。自分の仕事の前後には、必ず誰かの仕事があります。ビジネスの世界では必要不可欠な能力です。

しかし現実は、自分の言いたいことを一方的に喋る人がほとんどです。緊張しているのもあるでしょうが、この能力は一夜漬けで得られるものではありません。いわゆる「気の利く人」を目指しましょう(^ ^)

(3)素直さ

わからないことはわからないと言えるなど、面接時のリアクションで素直さは垣間見えます。私は会社説明会で、会社と社員の関係は対等でお互いがお互いを利用して成長すれば良い、という話をします。そういう話を素直に受け入れてくれると嬉しいです(笑)

以上、私見だらけの選考基準でした!

恩田聖敬


この記事は、株式会社まんまる笑店代表取締役社長、恩田聖敬氏(岐阜フットボールクラブ前社長)のブログ「片道切符社長のその後の目的地は? 」2019年3月19日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。