ビジネスクラスのフライトの評価基準

20代の若いころにバックパッカーで旅に出た時は、飛行機に乗れるだけで楽しくウキウキしたものでしたが、最近は仕事でもプライベートでもビジネスクラスの利用が大前提になってしまいました。

エールフランスのビジネスクラス(Wikipedia:編集部)

国内のような短距離ならともかく、東南アジアでも最近はビジネスクラスの利用が原則です。

ビジネスクラスのフライトといっても、ピンからキリまであります。航空会社やフライトの行先によって随分差があります。だから、事前のチェックが重要になるのです。

まず大切なのは、機内のシートのクオリティーです。ビジネスクラスの場合、1席ずつ仕切られて、シートがフルフラットになるのがベストです。

ところが、航空会社によっては、エコノミークラスのシートがただ広くなっただけのようなシートで、水平にならない座席になることもあります。このようなシートに長時間乗っていても、十分な睡眠が取れずリラックスすることができません。むしろエコノミークラスの空いている席を使って横になっていたほうがマシな場合もあるのです。

次に重要なのが機内の食事と、空港のラウンジのサービスです。

長時間の機内で唯一の楽しみといえば食事です。各社ともクオリティーに力を入れていますが、これに関しては、日系の航空会社が強みを持っていると思います。

また、空港ラウンジのクオリティーも重要です。乗り継ぎがある場合は、ラウンジで数時間過ごすことになります。写真は羽田空港のラウンジですが、十分な座席があり、ゆったりと座ることができ、ドリンクや食事が充実していて、待ち時間を快適に過ごすことができます。

しかし、飛行機の利用で最も重要なのは、シートでも食事でもラウンジでもなく、何といってもフライトスケジュールの正確さです。機内のサービスが良く、ラウンジが快適であっても、スケジュールが遅れてしまってはせっかくの旅行も台無しになってしまいます。

先月の香港からの帰国フライトは深夜便の予定が、乗務員のトラブルで大きく遅れ、翌日の早朝発に遅延してしまいました。空港のラウンジのソファで一夜を過ごすことになってしまいました。

決して安くは無い金額を支払って搭乗するわけですから、トータルに判断して、最高のフライトにしたいものです。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2019年4月3日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。