国会で認知症対策の議論を活性化すべく昨年立ち上げた『認知症国会勉強会』ですが、先日開催した第8回勉強会には、東京都健康長寿医療センター研究部長の粟田主一さんにご参加いただき、意見交換を行いました。
粟田さんの研究によると、認知機能の低下は身体的・精神的健康状態の悪化、社会的孤立、経済的困窮と密接に関連しているそうです。
しかし、孤立状態ゆえ、また認知機能の低下も相まって、必要な支援にアクセスできない高齢者も多いのが実態です。
このため粟田さんは現在、
- 高齢者の居場所を作り、そこに来てくれる高齢者と信頼関係を築いて相談しやすい環境を作る
- 相談を受けたときに対応できるネットワークと専門知識を持つ人材を育成する
といった実証研究に取り組んでいます。
効果検証も行うとのことでしたので、結果が楽しみです。
(この勉強会に事務局として関わってくれている、栗田さんをはじめ日本医療政策機構のみなさんに感謝申し上げます。)
編集部より:この記事は、衆議院議員、鈴木隼人氏(自由民主党、東京10区)のブログ 2019年4月5日の投稿を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は鈴木氏のblogをご覧ください。