地方議員とSNS:ググったら、4年続けた人には成果が!

豊橋市議の長坂です。
事務所を第二形態にしました。

さて、NHKからこんなニュースが。

こちらアンケート、私もいただいているため、文末に調査票を付記します。
しかし「SNS」に特化した内容ではなかったため、この記事は意外です。

SNSは「ちょっと違う」
みずからの議員活動を、SNSで発信する議員も増えてきました。しかし、ちょっと違う、という声も。
60代の男性市議は、本末転倒になっていると指摘します。
「各種行事に参加している事をSNSなどで発信している議員が議員活動をよく行っていると、市民もかんちがいしている。SNSで発信することが議員の仕事になっている。市議会議員であるならば市民の考えを聞いて議会活動行う必要がある。

最もなご意見です。

ただこれはSNSは関係ありません。

「各種行事に参加」することよりも、市議会での「議会活動(質問など)」を見てほしい、という意見は賛成ですが、しかし現実はなかなか難しい。むしろ、議会活動(議会での質問など)を知ってもらうためにも、SNSやブログなどの情報発信は有効だと感じています。

住民とふれあうことのほうが大事、と70代の男性議員はいいます。
「インターネット等の発信もいいが、表面的政治活動を私は好ましいとは思わない。住民と直接話せる議会活動を心がけています」

インターネットを暗に「表面的政治活動」と仰ることが残念です。
直接の話とインターネットを両立させればベストかと。

50代の男性議員は、いっそなくなってしまえ、と。
「非現実的でありますが、いっそのことインターネット配信やSNSが全くない状態になったときに、それぞれの議員がどんな活動をしているのか逆に丸裸にされ、もっと市民に触れ合う機会が増えるのではないかと思っております」

全く逆です。
むしろ、インターネットのお蔭で透明性、情報の浸透率が高まっています。
インターネットがなくなったら、丸裸どころか議員活動がより見えにくいものになります。

ブログ開始から約5年間で1000記事以上、市議になってからも平均3日に2日のペースでブログを書いています。

4年前の選挙では、
「ほい、あんたが東大の子かん」

と投票日3日前になって、おじいちゃんおばあちゃんからようやく声を掛けられるようになるなど
認知の浸透は本当にギリギリだったと痛感しています。

今は駅に立っていると、
「ブログ見てます」
「Twitterフォローしてます」
「LINE登録してます」

など、頻繁にお声掛けいただきます。
今は「東大の子」が1としたら、「ブログ」は10を超えます。

その1つの成果として、最近見つけたのがこちら。


グーグル検索のサジェスチョン(検索ワードの提案)機能で「ブログ」と「長坂」。
(しかも「長坂」より「ブログ」が上)

これはグーグルでの過去の膨大な検索実績に基づいての提案(サジェスチョン)です。
裏を返せば「豊橋市議会議員 ブログ」「豊橋市議会議員 長坂」と検索くださっている方が、
非常に多い、ということです。ありがとうございます。

確認のため、近隣自治体なども見てみました。

豊川市



田原市

※田原市議会は1月末に選挙があったため、その影響もありそう。

岡崎市


タイトルからして誰かとそっくりなブログが!

岡崎市議会議員 小田たかゆき blog

一切面識なく、検索して今初めて知った方です。
ほぼ毎日更新されている様子。

「三浦市議」は、ニュースで話題な方なので、それを上回る岡崎の小田市議。

豊田市

名古屋市

浜松市


※名古屋市も浜松市も政令市のため、先週末に選挙があったばかりです。

ぼくの周りで、本当に毎日ブログを更新し続けているのは、この3人です。

おときた駿
https://otokitashun.com/blog/
いとう陽平(東京 新宿区議)
https://itoyohei.com/
竹下修平(愛知 新城市議)
https://shuheitakeshita.com/

おときた氏は、今やテレビ出演も多数、50歩も100歩も先を言っているので、飛ばします。

新宿区


※念のため確認しましたが、新宿区議で「伊藤」は1名だけでした。

新城市議


がんばれ!竹下市議!

ちょうど先日、竹下市議(選挙はこの4月でない)と豊橋駅前でお会いしたので、
「本当に毎日更新していてすごい、尊敬する。必ず報われるから」

と話をしたばかりです。
なので近いうちすぐに「新城市議会議員 竹下」もグーグル先生からサジェストされることでしょう。

選挙が近くなると、急にアカウントをつくったり、アカウントつくったけれど、結局全然更新されていなかったり、4年前に作ってずっと休眠状態だった更新を復活させたり、

と、にわかに活性化する動きもあります。

しかし、ブログなどのネット更新も他の地域活動と同様に、本当に地道な日々の活動で評価されると実感しました。

駅で活動していると、素通りされ続けている自分に、「ちゃんと見てる人はいるから」と優しく激励してくれる方がいます。

本当にそれを信じて立ち続けるしかないわけです。
少なくともネットでは、ちゃんとグーグル先生が見てくれているようです。

では!

(以下NHKアンケート調査票)
※こういう元々の調査票だって、インターネットがあるから、メディア一方だけでなく、みなさんにお知らせできるのです。










長坂 尚登    愛知県豊橋市議会議員(無所属)
最年少・無所属で2015年の豊橋市議会議員選挙に、新人トップ当選。今の任期は2019年まで。ブログ総アクセス300万超。1983年豊橋市生まれ、時習館高校から東京大卒、コンサルティング会社で働き、10年間東京に。2012年にUターンし、15年まで商店街マネージャー。17年よりLGBT自治体議員連盟に参加。今も無所属。公式サイトFacebookTwitter:@naotoyo84