「個タク」と「新型」に好みが分かれる東京のタクシー

写真AC:編集部

東京ではタクシーは、深夜料金などの多少の差はあっても、基本どの車に乗っても料金はほとんど同じです。しかし、サービスには随分差があります。

私は東京のタクシーには、大きく3つの種類があると思っています。

普通のタクシー、個人タクシー、そして新型タクシーです。

普通のタクシーは、よくあるタクシー会社のセダンの車です。運転手と車種によって当たり外れが大きく、古い車になると乗り心地が悪く、道を知らない運転手に当たると説明に時間がかかったりします。

個人タクシーは、革張りの高級感溢れる内装で、サスペンションの硬く乗り心地の良い車が多いです。運転手も道に詳しく、運転能力も高いように見えます。個人タクシーを好んで乗る「個タク」派の人も多いようですが、私は苦手です。

ドライバーのクオリティに差が大きく、横柄な対応や乱暴な運転をされることがあるからです。また、クレジットカードで支払いをすると露骨に嫌な顔をする人もいます。気を遣いながら車に乗るのが嫌なので、私は極力個人タクシーには乗らないようにしています。

むしろ、私が好んで乗りたいと思うのは、1年ほど前から都内で目立ち始めた、新型のタクシー(写真)です。調べてみると、トヨタが22年ぶりに投入したタクシー専用車「JPN TAXI」(ジャパンタクシー)という車種のようです。

車両が新しく清潔な車が多く、スライド式の自動ドアで天井が高く、乗り降りが楽です。室内空間も広く、乗り心地も良好。運転手の能力には通所のタクシーと同じようにバラツキがありますが、それを補うくらいの快適性があります。タクシーがたくさん走っている時は、新型タクシーを探して乗るくらいの「新型」派です。

実は、都内にはさらにハリアーのような大型車によるサービスを提供している場合もありますが、ハイヤーなどが主で、流しで走っている車は例外的です。

私はタクシーを選ぶなら、ハリアーのような大型車 ⇒ 新型タクシー ⇒ 一般タクシー ⇒ 個人タクシー という優先順位です。

個人タクシーが一番という人たちの意見を聞いても、どうしても納得できないのです。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2019年4月19日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。