会社を辞めて起業したいという人が私の周りにも増えてきました。
起業にはリスクがありますが、その見返りに「3つの自由」を手に入れることができると思っています。
仕事と仕事相手を選択する自由、時間を自分で配分できる自由、そしてお金の自由です。
雇われて仕事している時は、上司や部下、取引先を選ぶことは原則できません。どんな人格者であっても人間ですから、相性の良い悪いはあります。相性の悪い人と一緒になってしまったら、拒否権はありません。人事異動で相手か自分のどちらかがいなくなるのを待つしかありません。
私も会社員時代、そんな経験がありましたが、今から考えればその時間は、何とももったいなかったと思います。起業すれば、仕事相手だけではなく仕事も選ぶことができます。嫌な仕事は、やらない自由があります(ただし、仕事を選べる状態になっていなければなりません)。
また、起業すれば、時間の自由を手に入れることができます。私は、午前中はゆっくり過ごしたいと思い、午前中の予定は原則入れません。目覚まし時計をほとんど使わない生活になりました。
3つ目のお金の自由は、起業してみないとわかりません。
雇われている人は源泉徴収された給与から支出をコントロールする発想になります。しかし起業すれば、事業に必要なお金を自分の裁量でコントロールできます。
言い換えれば、会社から給与をもらって仕事をしている時は、税引き後(アフター・タックス)で考え、起業すると「アフター・タックス」ではなく「ビフォー・タックス」で考えるようになるのです。
起業で得られるメリットについて書きましたが、起業は思いつきでは成功しません。周到な準備が必要です。機会があれば、起業する人が、会社を辞める前にやっておくべきことについて書いてみようと思います。
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編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2019年4月22日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。