参院選へ、野党の動画製作は「ハズキルーペ」に学ぶべき --- 中妻 穣太

寄稿

板橋区議選をなんとか勝ち抜き、10連休に入りましたが、私に休みはありません。
挨拶回り、選挙の後処理、地域活動、今後を見据えた打ち合わせ…。

ちょっとは休んだほうがよかったのでしょうか。
今日は高島平7丁目町会の子どもまつりだったのですが、折りたたみ机をトラックから降ろしている最中に、腰が「ビキッ」とイッてしまいました…。

5年前の強烈な腰痛の際にお世話になった高島平2丁目の りゅう医院、定休日なのに診察してくださいました。あり がたい!! 左が5年前の背骨のレントゲン。右が今回。 ほとんど変わってませんが、一番下の第4腰椎と第5腰椎 の間が少し狭くなっているので要注意、と先生。 (私にはわからん…)

さて、新天皇陛下がご即位し、時代は令和へと変わりました。

同時に話題になっているのが、自民党が行っている一連のプロモーションです。

その内容について賛否両論ありますが、令和に移ったタイミングできちんとプロモーションを打つのは定石通りです。

ただ、動画広告を見ますと、イメージPVのような印象ですね。
見ている人に、具体的に何かを求めているわけではありません。

横綱・自民党だから、これでもいいのかもしれません。
しかし、追う立場の立憲民主党が、こういうイメージ重視のものを作ってしまわないように注意すべきだと私は思います。

CM業界には「ハズキルーペショック」というものが起こっているようです。

当初「ハズキルーペ」のCMを広告代理店に依頼したら、商品訴求が不十分なものしか出てこないのに業を煮やした松村謙三・代表取締役会長が「自分で作る!」と決断。
有名人を並べてベタベタの商品訴求をやるCMを作ったところ、これが大好評。

ハズキルーペ公式YouTubeチャンネルより:編集部

「これでは、広告代理店の存在意義が…」と業界では戦々恐々、というのが「ハズキルーペショック」です。

なぜ『ハズキルーペ』のCMは視聴者にインパクトを与えたのか(オリコン)

立憲民主党は、この松村謙三氏の姿勢に学ぶべきです。

有名人を使えとか、ベタベタな内容にしろと言っているのではありません。

CMで何を訴えたいのか、自分たちでしっかり考え、ダイレクトなメッセージをわかりやすく届けるべきだと申し上げたいのです。

必要なのは技巧ではなく、まっすぐなメッセージなのではないでしょうか。

参院選に向けて、自分たちのメッセージを自力で打ち出すべく、プロモーション戦略からコンテンツ制作まで、極力自分たちで作る努力をしてはいかがでしょうか?

YoshikoさんによるイラストACからのイラスト

私も、さっそく以下の講座を受講することにしました^^

結果を出す「ウェブ動画」活用のための3時間集中ワークショップ<2019年5月29日>

今回の板橋区議選の結果、少なくとも東京23区においては、区議選と言えどももう「空中戦」抜きでは戦えないことがよくわかりました。
チラシやネット、動画などの活用が必要です。

私のブログも選挙前にだいぶ間が空いてしまったのを反省し、今後は【毎週金曜日】に更新することとしますので、ぜひお読みください!^^


中妻 穣太 東京都板橋区議会議員
1971年仙台市生まれ。早稲田大学卒業後、家庭用ゲーム制作、ネットワークエンジニア、ITセキュリティエンジニア、携帯電話網エンジニア、ITコンサルティングなどに従事。2008年より、民主党衆議院議員・長妻昭事務所にて、ボランティアやアルバイトとして働き、2011年4月、板橋区議会議員選挙に初当選。現在3期目。


編集部より;この記事は、板橋区議会議員・中妻穣太氏のブログより2019年5月3日の記事を転載させていただきました(タイトルは編集部で改稿)。中妻氏に心より感謝いたします。オリジナル記事をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。