文在寅大統領は素晴らしい。立憲民主党のいうような衆愚政策を経済でしたらどうなるか実演してダメなことを日本人に教えて毛針に引っかからないように警告していてくれる。
最低賃金を見通しもなく上げる、優良企業はいじめて経営者は片っ端から逮捕するなど見上げたものだ。
前政権関係者など野党政治家には、嫌がらせの限りを尽くすし、官僚人事も政治運用して恐怖政治だ。マスコミとも対立するから、菅官房長官が強引だなんて言っても説得力が無くなる。マスコミの自由度で韓国のほうが上とかいってもさすがの朝日新聞も信頼できる数字とはいわない。
慰安婦、徴用工、レーダー照射とあまりもの非道が続くので、これまた、偽リベラル系マスコミでも韓国の肩を持ったり、日本も一定の譲歩をとか恥ずかしくていうのはわずかだ。
歴史教科書の書き換えもひどいから、保守派が偏向教科書をやり玉に挙げても、韓国と比べてどうだといわれると何も言えまい。
北朝鮮との関係でも日本は置いてきぼりとか言いたい人も、ひたすら宥和策に徹しても「仲介者でもないのによけいなこと言うな」と言われ、米朝首脳会談に場所だけ貸して会場から追い出されているのだから、それよりましだと分かる。
中国との関係でも北京には尽くせば尽くすほど馬鹿にされるだけと見本を示してくれる。北京での“ぼっちメシ”も話題だった。安倍首相と違って国家元首なのだから気の毒だった。
それに、意外に親日的だ。金正淑夫人は裏千家の茶道などたしなんでいるそうだ。安倍首相から相手にされないご主人のことをとりなしてもらいたいらしく、京都・東福寺のレディーズプログラムでも昭恵夫人にへばりついていた。シンガポールに逃げ出した娘は、国士舘大学に留学していたことがあるらしい。
そういえば、盧武鉉元大統領も大統領になる前は、琵琶湖でヨットを楽しむのが趣味だったらしい。
在日韓国人からも文句たらたらで、G20の前夜には民団との懇親会に出ていたが、愚痴は日本政府でなく韓国政府に向かって上々の首尾だった。
八幡 和郎
評論家、歴史作家、徳島文理大学教授