「リアルで会いに行けるネットの人」の価値は大きい

こんにちは!黒坂岳央(くろさかたけを)です。
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昨今、ネットとリアルが融合するケースが取り上げられます。Amazonの「無人コンビニ」や、「Amazon売れ筋書籍だけを集めた書店」などはその好例です。

しかし、こと個人ビジネスについていえばその事例の一つが「リアルセミナー」だと感じています。一応、Twitterでもつぶやいてみます。

まぽ/写真AC(編集部)

リアルセミナー参加者の99%はネット経由

私は現在、月1-2回ペースで講演、セミナーをしています。忙しい中でわざわざ貴重な時間を割いて会場に来てくださる方の姿を見るたび、「本当にありがたいな」と心のそこから感謝の気持ちを感じています。

そんなリアルセミナーの参加者の99%は、ネット経由です。リアルビジネスでリアルセミナーに参加、という人は会場に来ている数十人の中のいても1人、0ということも珍しくありません。

つまりは、これはネットの力がなければリアルセミナーは実現し得なかったわけで、「ネットは入り口」という言い方をすることが出来るわけです。私の英語ブログメルマガに登録頂く方を分析すると、流入経路は実に様々です。書籍を読んできてくれる方、Google検索、Twitter経由、他メディア記事経由など出身元はバラバラですが、何かの価値を感じてブログやメルマガを読み、そしてリアルセミナーで会いに来てくれるわけです。

どこまでいっても「対面での熱意」にはかなわない

ネットがあれば物理的距離は関係ありません。私が開催する講演やセミナーも、オンラインでやらせてもらうことが多いです。法人から委託を受ける場合も、オンラインで受講頂く方もいるのです。

しかし、どこまでいっても、相手の話を聞く時はネットは「対面」の壁を超えられないと感じます。同じ内容のセミナーでも、オンラインとリアルセミナーではまったく盛り上がり方が異なります。参加者はリアルセミナーに参加することで、「仮想→現実」になった時に、ネットだけでは得られなかった価値を感じることが出来るのです。

対面セミナーから感じられる熱意、はネットで伝わらない事があります。この違いが何か?それは今の段階で、私はその答えを持ち合わせていません。セミナーではリアルもネットも本質的に「情報」という価値を提供しているわけですから、その差はないはずなのです。目に見えないその「差」は言葉では言い表すことができなくても、確実に存在する「大きな差」です。この差こそ、個人ビジネスにおける「ネットとリアルの融合」に体現されている気がします。

今後も、ネットで様々な情報やコンテンツを配信していきますが、それとともにリアルセミナーやイベントについても、出来るだけ積極的に開催していこうと思っています。熊本から東京や大阪へ行くのはなかなか大変ですが、「会いに行けるネットの人」という価値を提供することに挑戦して見たいと思っています。

黒坂 岳央
フルーツギフトショップ「水菓子 肥後庵」 代表

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ビジネスジャーナリスト
シカゴの大学へ留学し会計学を学ぶ。大学卒業後、ブルームバーグLP、セブン&アイ、コカ・コーラボトラーズジャパン勤務を経て独立。フルーツギフトのビジネスに乗り出し、「高級フルーツギフト水菓子 肥後庵」を運営。経営者や医師などエグゼクティブの顧客にも利用されている。本業の傍ら、ビジネスジャーナリストとしても情報発信中。