参院選投票日前日:選挙の景色を変える

参議院選挙の投票日まであと1日。皆さん、期日前投票は行きましたか?投票日に時間がなさそうな人は、今日時間を見つけてぜひ行きましょう。福山市の期日前投票所はこちらです。

選挙期間中、私たち政治家が発信するメッセージは大きく2つ、「自分または自分が応援する候補者や党に一票を」、そして「投票に行ってください」です。しかし、投票率は全国的に低下しており、2017年の衆院選(小選挙区)で53.68%、福山市は48.5%と低く、特に若年層の投票率が非常に低く(総務省の調査によると、全国18〜19歳で40.49%、20~24歳は30.74%、25~29歳は36.90%)、その理由の多くがだれを選んでよいかよくわからない、ということなのです。

ここ何年も考えていることは、もう従来のやり方では次世代の有権者には伝わらないのではないのか、ということです。選挙期間になると急に、私はこれをやります、この人は素晴らしいんです、2週間のうちにこの人の名前を書きに行ってくださいね、と言われる—-多くの人にとって、まさに知らない人たちがやっている政治という知らない世界の話で、参画するきっかけが見つけづらいのだと思います。

一昨日、私が応援する溝手顕正候補の福山決起集会が開催され、1800人を超える方々が集まってくれました。応援弁士は宮沢洋一参議院議員、湯崎英彦広島県知事、枝広直幹福山市長や私などでしたが、そこに福山市立大学の学生である松山周平くんも応援弁士として参加してくれました。松山くんは大学で政治を勉強したり政党の青年部で活動する学生—- ではなく、わたしも所属する市民団体、芦活部の仲間です。

芦活部は、福山市の象徴である芦田川を有効活用し、性別や世代に関わらず、暮らして楽しい街にすることを目的に立ち上げた市民団体です。芦田川の河川敷で、BBQやスケボー・野外音楽フェスなど自由に遊べる場所にする啓蒙活動と提案をしてきました。国交省・福山市・市民団体の協議会を経て、私たちの提案通り2020年3月に、競馬場跡地と一体的に河川敷を開発した、「かわまち広場」がオープンします。

松山くんはこの芦活部の活動を通して、市民が動き、政治・行政とともに行動していけば、街は変わるのだという成功体験を持っています。政治に参画する意義や面白さを共有するには、政治家よりむしろ適任ではないかと思い登壇をお願いしました。そして、松山くんはその期待に充分応えてくれました。

選挙の景色は変えられる。

ステージで堂々と自分の思いを話す松山くんを見て確信しました。政治側が国民に対し、近寄ってきてほしい、注目してほしい、というのではなく、政治が国民の側に近づいていく、一緒につくるという姿勢に変わる必要があります。これまで、青年局や地元での活動において、このような問題意識で取り組んできましたが、今回、象徴的な場である選挙活動の景色を今までと変えることで、扉が開いたように思います。

ぜひ皆さんも、松山くんのように、日頃から少し、よりよい地域作りに参画してみてください。そしてそこで得た意義や楽しさを友達や家族に伝えてください。それが結果として政治に参画する人を増やし、投票率をあげ、未来の国作りに繋がると信じています。皆さんの一人一人の一歩がこの国と皆さんの未来を前に進めるのです。

ともに前へ、踏み出しましょう。

※芦活部にご興味がある方は、こちらをご参照いただき、さらに詳細が必要な場合は、LINE@から直接私にお問い合わせください。

小林 史明  衆議院議員(広島7区、自民党)

自民党青年局長代理、行政改革推進本部事務局長。 電波、通信、放送政策、海洋水産政策、社会システムのデータ、標準化に取り組んでいる。2007年上智大学理工学部卒業後、NTTドコモに入社。2012年の衆院選で自民党から立候補し、初当選。第3次、4次安倍改造内閣にて総務大臣政務官(情報通信、放送行政、郵政行政、マイナンバー制度担当)。公式サイト。LINE@では、イベントのおしらせや政策ニュースをお届けしています。登録はこちら


編集部より:この記事は、衆議院議員、小林史明氏(自由民主党、広島7区)のオフィシャルブログ 2019年7月20日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は小林史明オフィシャルブログをご覧ください。