東京都議会議員の川松真一朗(墨田区選出・都議会自民党最年少)です。
参院選最終盤
早いもので参院選は最終日を迎えました。全国各地で激しい戦いが繰り広げられています。その中で、我がホームである東京選挙区では武見敬三さん、丸川珠代さん両候補が議席確保の為に力の限り選挙戦を走り抜けてきました。秋葉原では両候補揃っての自民党最終演説会も開催されました。
さて、今回の参院選では2枚投票する事になります。1枚目は各選挙区分、そして2枚目は全国比例分です。特に2枚目は「個人名」の数が勝敗を決する事になります。最終日に、中田宏候補は墨田区に入りました。思えば、統一地方選では墨田区長選挙の出陣式にも足を運んで頂きました。墨田区には山本区長をはじめ青山学院大学のネットワークが強く、中田宏候補を応援する層がいます。
なぜ中田宏なのか
一方で、私は中田宏さんが横浜市長時代からご縁がありました。中田さんと言えばテレビのコメンテーターとしてもおなじみで、私自身もテレビ朝日のアナウンサー時代に初めて大学の恩師である岩井奉信教授に紹介して頂きました。
しかも、忘れもしませんが読売テレビのウェークアップに両者が出演されるという事で、このタイミングで岩井ゼミ生同期の京都懇親会が計画されて、実は関西で中田市長に初めてお会いしたのです。これが2003年だったと記憶しています。今から16年前です。改革派首長の元祖として横浜市政改革をなさり注目を集めておられ、朝まで生テレビで観覧していた若者が期待する政治家は?と聞かれて、「中田宏」と答えていたような時代です。お会いしてお話出来るだけでも光栄な話でした。
まさかの自民党入り
その後に、更に私にとって印象的だった事があります。私がそのご縁に心躍り、その思いを手紙としてお送りさせて頂きました。すると、その事に直筆で返信が届いたのです。それ以来、頻繁にやり取りがあったわけではありませんが、ポイントポイントでお会いする接点がありました。
2010年には自身が代表幹事を務めた日本創新党のキックオフパーティーがたまたま六本木ヒルズアリーナで開かれていて、テレ朝通用口の横でお見かけした記憶もあります。私自身は2011年からは自民党の組織人として活動し、中田さんと政治行動を共にする事はないと思っていました。それが3年前の参院選で、同志の山田宏さんが自民党から立候補され、その第一声の時に荻窪駅で選挙カーの上で3人並んだ事は夢のような話でした。そのように応援演説させて頂いたのです。
それから、時が経ち、中田宏さんがまさかの自民党から参院選出馬が決定的となり、この2か月くらいは東京の私の立場から応援をして参りました。
ここまでは思い出話的になってしまいましたが、中田さんが考える政策の一端をご紹介致します。中田さんの横浜での実績はこちらをご覧下さい。⇒【中田宏がやった横浜市の財政改革】
真の地方自治の為に中田宏
この経験から、中田さんは人口急減社会、高齢化社会の時代に、地方の本当の自治を考えなければならないという認識しています。私も地方行政に携わっている立場から実現させたいと考えている事があります。
今の日本は地方自治法という法律で全国一律に行政が運営されています。ところが、主要都市と地方都市、あるいは科学技術や文明が進化した現代では、各地域毎に課題が異なります。実際に、財政健全化の様子を見てみると各県知事の皆さんの努力で健全運営がなされています。税収が少ない県でも、努力次第で幾らでも実践できているのです。更に、その独自性を後押しする、全国一律でなく柔軟に対応できる制度作りが、多くの国民の皆さんの生活を豊かにてはずだと考えています。
教育改革へ中田宏
また、私や山本亨墨田区長は教育改革を1つのテーマとしています。特に地方行政に身を置いていると、教育行政の責任者の存在が曖昧である事に気づきます。
行政には「区長」「教育長」「教育委員長」「校長先生」などいますが、本質的に誰が責任者かというと明確な答えはないのです。法律上では、教育委員会という組織が責任を持つ事になっていて、それを所管しているのが文部科学大臣がいるという構図なのです。ここにもっと力を入れて、各地域の学校が特色あるものにしていけるような仕組みが大切であるというのは自然な事ではないでしょうか?
とは言え、校長先生の思い1つで現状においても、いくらでも学校はよくなっていきます。良い、教育行政機構を作る事、良い教育人材を増やす事、このような点にいち早く気付いて中田市長は新たな学校として横浜市立横浜サイエンス・フロンティア高等学校も開校にも道筋をつけました。今ではメディアなどで注目されている公立学校の1つです。
他にも様々な実績、発想がありますが、中田さんの思いはだた1つ「この国の将来の為に」という思想です。機構を盤石なものとして、未来に希望溢れる人材を育成し輩出していく。その事で、世界の光輝く日本を築き守っていく。その姿勢に共鳴される方々が今回の参院選を通して、中田宏ファンが増えています。ハマの中田から、ニッポンの中田へ多くの皆様の力でお支え頂ければと思っています。間違いなく国家ヴィジョンを持ち、志のある人物です。
松下幸之助イズムとは
私はこれまで桜美林大学の小沢一彦教授の下で政治参謀学を学び、自民党では小野晋也代議士(当時)の下で政治哲学を学んでいました。奇しくも、この3名は松下政経塾の卒業生であります。小野さんが1期生、小沢さんが3期生、そして中田さんが10期生。そこには、本日のブログにも出させて頂きましたが山田宏さんが2期生。また、私が公営企業委員会という事で上下水道経営改革について意見交換をさせて頂いている鈴木浜松市長は1期生です。多角度からの考察を多くの方に語って頂いた事によって、私の頭にイメージされている松下幸之助さん像があります。彼らは、幸之助翁が生きていたら、こういう事を話しただろうと、よく言います。
最近、政治参加の垣根が低くなったのはとても良い傾向です。しかし、ポピュリズム的にブームで行う政治ではなく、腰を据えて、この国の為に何を為さんかという志が欠けているケースも多く見受けらます。
高い志を持ち、たしかな国家ビジョンを描く中田さんのような方と、この国を元気にしていきたいと考えています。
是非、2枚目の投票用紙には「中田宏」と個人名をお書き下さい。
川松 真一朗 東京都議会議員(墨田区選出、自由民主党)
1980年生まれ。墨田区立両国小中、都立両国高、日本大学を経てテレビ朝日にアナウンサーとして入社。スポーツ番組等を担当。2011年、テレビ朝日を退社し、2013年都議選で初当選(現在2期目)。オフィシャルサイト、Twitter「@kawamatsushin16」