5月8日から始めた「#この髪どうしてダメですか?地毛の黒染め指導はやめてください」ネット署名キャンペーン。
皆さんから何と1万9065筆(7月29日現在)もの署名を頂きました。
この2万人近い皆さんの気持ちを乗せて、東京都教育庁(都の教育委員会事務局)に、署名と要望書をぶつけてきました!
キャンペーン開始から約3ヶ月で都教育庁まで届けられたスピード感を達成できたのは、やはり世論の後押しのおかげだったと思います。
要望書には、
・東京都教育庁所管の都立学校において黒染め指導が行われないよう明確に通達してください
・各学校HPで校則の内容を掲載するなど情報公開を推進してください
と明記。
それに対し、東京都教育庁(都教育委員会事務局)はなんと
「生来の頭髪を一律に黒染めするような指導は行わない」
と明言してくださいました。
これは非常に大きな一歩で、毎日新聞も以下のように報道してくれました。
今回の署名キャンペーンで、こうした大きな成果が勝ち取れたのは、勇気を出して立ち上がった黒染め経験のある元女子私立高生の方、発起人の有識者の方、賛同人・団体の方、そしてネット署名に参加して下さった1万9065人の方々の力が集まったことが、何より大きな要因だったと思います。
また、しっかりと我々の提言を受け止め、前向きな姿勢を打ち出してくださった東京都教育庁の皆さん、側面支援してくださった公明党・都民ファースト都議の皆様にも、深く感謝をしております。
これからも、教育現場における人権を無視した「ブラック校則」「謎ルール」に対し声をあげ続け、子どもたちの可能性と多様性を抑圧しない日本社会を創っていきたいと思います。
皆さんのご協力に、重ねて感謝致します。ありがとうございました!
編集部より:この記事は、認定NPO法人フローレンス代表理事、駒崎弘樹氏のブログ 2019年7月31日の投稿を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は駒崎弘樹BLOGをご覧ください。