アゴラ編集部でも先日紹介したが、日本メディアで「盗っ人猛々しい」と翻訳されて報じられた文在寅大統領の発言について、さらなる場外戦が繰り広げられている。
「ヒゲの隊長」こと、佐藤正久外務副大臣がBSフジの報道番組で、文大統領の発言について「『盗っ人たけだけしい』と品のない言葉まで使っているのは異常だ。日本に対して無礼だ」と述べたことは前回も伝えたが、聯合ニュースによると、この佐藤氏の発言に対して、今度は韓国大統領府の尹道漢(ユン・ドハン)国民疎通首席秘書官が自らのFacebookで、「次官級の関係者が相手国の首脳に対し、こうした下品な言葉を言うのが果たして国際的規範に合致するのか疑問」などと強い不快感を示した。
聯合ニュース日本語版の報道があった4日夕、佐藤氏はツイッターで言及し、「愛する祖国日本を、言われなき盗っ人扱いされ、更には、三権分立も民主主義ない国扱いをされ、立法府と行政府に身を置き、黙っている日本の国会議員がいるとは思えない。」と改めて憤慨していた。
佐藤氏のツイッターには、フォロワーたちから
国際法を守らない国の大統領に「常識」とか言われる筋合いないですね。佐藤さん、がんばってください。
現実をズバリと指摘されて逆ギレしたんでしょうね(笑)
韓国政府の抗議には「どの口が言うとんねん!」と言いたいですね。文在寅大統領を始め韓国側の発言・行動は「宣戦布告」と同等だと思います。本当に腹立たしいです。
などと賛同するコメントが多数寄せられていた。
尹首席秘書官は韓国の大手放送局「文化放送」(MBC)の記者出身で、文化科学部部長やロサンゼルス特派員、論説委員などを歴任後、2018年12月に定年退職。19年1月に着任した(参照:韓国ネイバー)。