ホテルオークラの新しい宿泊施設「The Okura Tokyo」が完成しました(写真)。今までのホテルオークラとは、別の料金体系で運営するそうです。
平均宿泊単価は70,000円を目指し、団体客をとらず富裕層をターゲットにするそうですが、客単価はホテルが決めるものではありません。
マーケットが決定するのです。
ホテルのマーケットは、宿泊予約サイトを見れば、すぐにわかります。国内の高級ホテルの宿泊で最も参考になるのは「一休ドットコム」です。
東京のホテルの検索を「価格の高い順」と設定しで、比較してみると、どのホテルが最も高級(高額)なのかわかります。
客室面積も提示されていますから、平米単価で計算すれば、さらにマーケット価格を正確に比較することができるのです。
東京では、パークハイアット、アマン、リッツ・カールトンといった外資系のホテルが、高いブランド力で圧倒しています。
ホテルオークラは帝国ホテル、ホテルニューオータニとともに「御三家」と呼ばれた時代もありましたが、今やあまり個性のないブランドになってしまっています。
どのようなサービスで差別化するのかはこれからですが、その成果は宿泊サイトの価格を調べてみればわかります。
ホテルがいくら強気の価格設定をしても、宿泊者がいなければ、ネット上で価格を下げて宿泊客を集めるしかありません。高価格でも喜んで泊まってもらえるホテルにするにはどうしたら良いのか。私は、ベッド、お風呂、そして照明を含めた内装デザインが重要だと思っています。
日系のホテルには、そのノウハウが欠けている高級ホテルが残念ながら多いのです。
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編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2019年9月14日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。