「ポジティブおじさん」になれば、今より幸せに生きられる

丸の内朝大学マネーコミニケーションクラスをきっかけに、ご縁がつながった気仙沼と陸前高田にフィールドワークに来ています。

今回も、斉吉商店、アンカーコーヒー、唐桑御殿つなかん、そして世嬉の一酒造といった、いつもお世話になっている皆さまを訪問。おいしいものを食べ、楽しく心に染みる話を聞きながら二日間を過ごします。

初日の夕方は、八木澤商店の河野会長(写真)の講演。そして、ディナーでは、会長が持ち込んだギターでのカントリーの演奏会と、会長のお誕生日会という楽しいイベントでした。

河野会長にお会いすると「人間の幸せとはとは何か?」といつも問いかけられる気がします。

八木澤商店は、2011年の震災によって、トラック2台を残し工場や自宅が全て流され、そこから復興に向け懸命な努力をしてきました。

普通の人であれば絶望してしまうような状況で、リーダーとして忘れなかったのは「ポジティブ」そして「笑顔」だといいます。

リーダーが暗くなっていたら、周りの人はもっと暗くなってしまう。前向きに考えることで、同じ状況でも見え方が変わってくる。そんな姿勢が多くの人の共感を呼び、たくさんの人が、河野会長に会いにやってきます。

震災とは、私のような経験の無い者には想像できない悲しく辛い出来事のはずです。でも、河野会長は「あなたと出会えたのは、震災があったからだよ」とポジティブに語りかけます。

本当は辛いことや悲しいことがたくさんあったと思うのに、それを超える前向きな気持ちを強く持ち続ける。

そんな姿を見ていると、自分の悩みなど、本当にどうでもいい、ちっぽけなものに見えてきます。

過去と他人は変えられないが、自分を変えれば、未来が変わる。だから「ポジティブおじさん」になることで、人生を少しでも楽しく豊かにしていった方が幸せになれる。毎回、お会いする度に、同じ気づきを与えてもらえ元気になって東京に帰れます。河野会長は私のこれからの人生の「ロールモデル」です。

また来年も、お誕生日会を開催する約束をしました。いつまでも、お元気で周りにいる人たちに勇気と笑顔を与えて欲しいと思います。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2019年9月29日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。