下ネタ注意:自信を持って「人の役に立った!」とたぶん言える日

音喜多 駿

こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

政治家・議員をやっていると、「俺って本当に世の中の役に立っているのかなあ…?」と思い悩むことが正直あります。

もちろん自分の仕事には誇りと矜持を持ってやっていますし、政策提言が実って社会を変えられたこともあると思っています。それでも、

「そんなのは○○党の✕✕先生が言ったおかげ」
「おまえがネットで騒ぐから、むしろ足を引っ張った」

と言われればそうかもしれないし、民間企業の営業のように「目に見える成果」が数値などで可視化できない世界で生きるのもなかなか辛いものがあったりします。

そんな中で、今日は誰が見てもおそらく「それは頑張ったね!」「みんな助かったと思うよ!」と褒めていただけるようなことができたので、ぜひ自慢をさせていただきたいと思います。

それはですね…

【※以下、本当の意味での下ネタを含みます】
【お食事中の方などは、ホームボタンでお戻り下さい】

詰まったボッ○ン便所に、手を突っ込んで直した。

しかも4つも。

うん、これは頑張った。

順を追って説明させて下さい。

昨日は第二回(2013年?)からずっとお手伝いをさせていただいている、北区花火会でした。

いつも雨や台風に見舞われることで有名な北区花火会ですが、今年は稀に見る上天気!おそらく、史上最高に近い来場者数を記録したのではないでしょうか。

それに伴い、ありえないほど長蛇となるトイレ待ちの列。

(写真は少し落ち着いた、打ち上げ後に撮影)

イベント会場でおなじみの仮設トイレの前は、文字通り人で溢れかえり、客席を侵食するほどの人混みになっていました。

いくらなんでも、こんなに混む…?と思って様子を見に行くと、長時間並んでいる方から「使えないトイレがいくつかある」「なんとかならないのか?」と口々に切実な訴えの声が。。

人が入っていないトイレを開けてみると、まあ、そういう状態になっているわけですね。

最初は2つくらいなので、養生テープでバッテンを貼って仕方ないと諦めていたのですが、それが3つになり、ついに4つになり…。

これは限界だ。(列の長さも、お客さんの待機時間も)

仮設トイレの仕組みは単純な汲取式。正直、棒を突っ込んだり、大量の水を流せばなんとかなりそう。

しかし水場は遥かに遠く、バケツもない。適度な棒もない。トイレ待ちの列は刻一刻と長くなり、花火の打ち上げ時間も迫っている。

やるしかない。

トイレ待ちをする人たちの期待を一身に背負って(これはマジで背負っていたと思う)、私は真新しいゴミ袋を片手に取り、トイレに突入した。

勝った。

私は自分に勝った。

3つまでは紙との混合体であったが、最後の一つはどういうわけかブツのみの完全体であり、さすがに躊躇した。しかし、それでも私は勝ったのだ。

「こちらのトイレ、直りました!!」

と言うと同時に、トイレ待ちの皆さまの目が「おおっ!」と輝いた場面は、一生忘れることはないだろう。

「ああ、人の役に立つって良いな」
「こうやって人を助けたくて、僕は政治家になったんだな。

ということを、改めて確認できた瞬間だったと言えるでしょう。うん、やっぱり水道屋を継げば良かったのかもしれない

※私の実家は水道工事店「音喜多設備」
※トイレの修理もお手の物です。父は。

というわけで、今年も北区花火会にご来場いただいた皆様、ありがとうございました!写真を一枚も撮ってなかったのでTwitterから拝借…。

議員になる前から手伝っている北区花火会は、私の地域に根ざした原点の一つ。

人の役に立ちたいというシンプルな信念を忘れず、これからも汚れたボッ○ン便所に躊躇なく手を突っ込める人間でありたいと思います。

それでは、また明日(なんだこの記事)。


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会、地域政党あたらしい党代表)のブログ2019年9月28日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。