国際オリンピック委員会(IOC)は16日、酷暑が懸念されている来年の東京オリンピックのマラソンと競歩について、札幌市で開催することを検討していることを明らかにした。
IOCのバッハ会長の声明では、
アスリートを守るためのさまざまな対策がすでに発表されているが、マラソンや競歩の開催を遠隔地に移動するという新しい提案は、いかに我々が真剣にこの問題を懸念していたかを示している。新しい対策により、アスリートがベストを尽くすための条件を整えられる。
と意義を強調している。
東京大会が予定される8月の酷暑は開催を招致した当時から問題になっていたが、開催まで1年を切った段階で、開催都市より離れた場所で陸上の花形競技であるマラソンの競技会場を移動することになれば、極めて異例だ。あくまで現時点では提案段階だが、デイリースポーツの速報によると、日本陸連にとっても寝耳に水だったようだ。
報道直後の16日夜のツイッターではたちまち「札幌開催」がトレンド入り。
選手には良いことだ。
と賛同する意見もあったが、前向きなのは少数派。
地元北海道大学の社会学者、鈴木一人氏は
もう五輪全部札幌でやったらいいんじゃないか?
と、やや突き放し気味に言及。
同じような意見は一般のネット民からも続出していた。
マラソンが札幌開催になるかもしれないって話が出て多くの人が思ったに違いない。 「史上初の夏冬開催で札幌オリンピックでよかったんじゃね?」
札幌オリンピックにしちゃえ!
暑いのが嫌なら旭川や釧路でもよくね?