モンゴルで残念だった「2つのこと」

内藤 忍

モンゴルのスタディツアーにインナーサークル資産設計実践会メンバーと出かけてきました。金曜日に出かけて日曜日に帰るという「弾丸ツアー」です(写真はウランバートルのチンギスハーン空港の前)。

スタディツアーは現地の投資機会を探るのが目的です。今回も、現地の金融機関に口座開設したり、日本では知られていない金融資産への投資の紹介をしてもらったり、ウランバートル中心部の不動産の視察をしたりと盛り沢山でした。詳しい内容は書けませんが、インナーサークル(内輪)ならではの、貴重な投資機会の情報を多数得ることができました。

宿泊したシャングリラホテルは、東京にあるのと変わりないハイクオリティなホテルで、極めて快適でした。

有意義でゴージャスなツアーになったのですが、残念なことが2つありました。

1つは、気候です。10月に入るとウランバートルは東京の真冬のような気候です。お昼から雪がチラつき、夜になると気温は氷点下でした。これが更に下がり、最低気温がマイナス40度まで冷え込むことがあるそうです。街を歩いて視察することができず、バスでの移動になってしまい、全体増を実感することがなかなかできませんでした。

やはり、夏の気候の良い時期に行って、街中を歩いて視察したり、郊外に出かけて草原で乗馬したり、夜の星空を眺めたりといった経験をしてみたいと思いました。

もう1つは「食事」です。行く前から聞かされていましたが、ウランバートルの食事は、お世辞にもクオリティが高いとは言えませんでした。モンゴル料理は基本は小麦と羊肉がメインで、味付けは塩と胡椒のシンプルな味わい。一度は食べてみても良いでしょうが、癖になる味ではありませんでした。

中華や洋風の料理のお店にも行ってみましたが、やはりでんぷんと肉の比率が高く、日本人の舌に合うものが少なかったです。

もしかしたら、お店の選択や料理の注文の仕方によって改善できるのかもしれません。わずか数日の一度だけの滞在で、結論付けるのは情報量としては不十分です。

たくさんの新興国に視察にでかけていますが、他の新興国と比べても、個性が際立つモンゴル。日本からは直行便で5時間ほどで行ける、実は「近い国」です。次回は7月か8月にまた資産設計実践会メンバーと行ってみたいと思います。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2019年10月20日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。