東京都議会議員の川松真一朗(墨田区選出・都議会自民党最年少)です。
昨日、長文になりますが、札幌移転への考え方を述べさせて頂きました。
マラソン札幌移転論は東京の敵か?味方か?《現場の混乱と苦悩》
北海道知事の発言
その一方で、昨日、当の北海道から、鈴木知事「組織委や東京都が費用負担と認識」五輪マラソンと競歩 札幌ドーム改修に数十億円かというニュースが届きました。要点は、北海道にマラソンが来たとしても、その経費は北海道は持たない。組織委員会や東京都が出すべきだという主張です。
この北海道知事の発言は真っ当だと思います。それは、彼からすればマラソンを望んでいたわけではないということなのでしょう。
ただし、一方で、東京都も「暑さ対策はギブアップです。他でやって下さい。」とお願いしたわけではないのに、北海道知事から経費は東京都が持つべきだと指摘されては黙っているわけにはいきません。
札幌ドームは札幌市のもの
仮に札幌開催となった時に有力となる札幌ドームは札幌市所有で、運営を第三セクターが行っています。このドームを陸上仕様にするのにお金がかかるという事だという話もあります。
私は2007年のノルディックスキー世界選手権を思い出します。W杯で最多勝利をしながら世界タイトル無冠だったハンヌ・マンニネン選手が複合スプリント7.5 kmで優勝したのでした。この時に私自身は実況のサポートをしていまして、よく覚えています。あの時も、費用がかかっていたのかなとしみじみ思いました。
来週30日からの調整会議では、この費用面もセットで移転の是非が問われます。過去に3会場見直しの時もそうでしたが、他の自治体に東京都のお金を投入する事は出来ないという基本原則を持って臨みました。今回も同様です。
最後になりますが、東京都は札幌開催を望んでいるのではありません。北海道知事の都民感情を逆撫でする発言、基本原則を飛び越えた発言には断固抗議します。
川松 真一朗 東京都議会議員(墨田区選出、自由民主党)
1980年生まれ。墨田区立両国小中、都立両国高、日本大学を経てテレビ朝日にアナウンサーとして入社。スポーツ番組等を担当。2011年、テレビ朝日を退社し、2013年都議選で初当選(現在2期目)。オフィシャルサイト、Twitter「@kawamatsushin16」