松屋フーズが運営する牛丼チェーン「松屋」がツイッターで「オリジナルカレー」の突然の終売を告知するも、翌日になって「カレーの新商品」販売開始と値上げを発表し、ネットで炎上の気配を見せている。
松屋の公式アカウントは27日、ツイッター上に突如「松屋カレーショック。松屋の定番。オリジナルカレー。まもなく本当に無くなります」「オリジナルカレーをご愛顧いただいていた皆様には大変心苦しいのですが…本当に終売です。食べおさめは今のうち」と掲載。
松屋カレーショック。
松屋の定番。オリジナルカレー。
まもなく本当に無くなります。#松屋は牛めし屋
オリジナルカレーをご愛顧いただいていた皆様には大変心苦しいのですが松屋オリジナルカレー。本当に終売です。
食べおさめは今のうち#ホームページでは明日まで非公開事項 pic.twitter.com/lCNdynhT88— 【公式】松屋@今年は丑年&松屋55周年 (@matsuya_foods) November 27, 2019
人気メニューの突然の終売発表は大きな反響を呼び、産経新聞も「松屋、カレーやめるってよ 牛丼の松屋、公式ツイッターで告知」と報じた。普段は政治・経済に関する硬派な話題を中心に発信を行うアゴラ研究所所長の池田信夫も、よほどショックを受けたのかこれに反応。
これは反対。牛丼よりカレーのほうがうまいのに。 https://t.co/5qYo5QjeaO
— 池田信夫 (@ikedanob) November 28, 2019
と終売に反対の立場を表明していた。
だが同社のツイッターアカウントは28日、12月3日から新商品「創業ビーフカレー」を定番化すると発表。値段は「オリジナルカレー」より100円高い490円(並盛)になるという。
12月3日(火)10時~
松屋『創業ビーフカレー』ついに定番化‼️
牛バラ肉をとろっとろに煮込んだ創業ビーフカレーは松屋本気カレーです‼️#食べればわかるさ#創業ビーフカレー#松屋カレーショック
※創業ビーフカレー販売に伴い『現オリジナルカレー』は12/1より順次販売終了とさせて頂きます。— 【公式】松屋@今年は丑年&松屋55周年 (@matsuya_foods) November 28, 2019
これに対しネット上では、
この宣伝方法はいかがかと…。
昨日の煽りツイートからの発表、心底がっかりしました。ファンを欺いて不安にさせて宣伝するとは
ただ値上げする為だけの茶番じゃねえか(笑) 吉野家行くは!!
と反発の声が続出。
投資家のH.S. Kim氏も「カレーやめるのかと思ったら、グレードアップを匂わせ390円から490円に値上げしたかっただけじゃんw」と失笑。
また漫画家の鈴木みそ氏は、「これは松屋カレーを愛していた人を弄ぶような炎上商法で宣伝した、という汚点をカレーにべったり塗り込んでしまって、会社の名前にドロを塗ったと思う」との見解を示した。
松屋がカレーをやめる。というニュースは「創業ビーフカレー」の宣伝だった。
これはなんというか…、松屋カレーを愛していた人を弄ぶような炎上商法で宣伝した、という汚点をカレーにべったり塗り込んでしまって、回り回って会社の名前にドロを塗ったと思う。https://t.co/A3BqFZjDy7— 鈴木みそ (@MisoSuzuki) November 28, 2019