旅慣れた人はナゼ「マイル修行」すべきなのか

内藤 忍

ウクライナのキエフからフランクフルト経由で東京に帰ることになりました(写真はフランクフルトのファーストラウンジ)。

乗り継ぎをするような長時間のフライトで体の負荷を軽くするのは、空港のラウンジと機内のビジネスクラス以上のシートです。

しかし、お金を出してビジネスクラスを毎回使えるという人ばかりではありません。エコノミークラスでの旅行をせざるを得ない場合もあると思います。そんな時のためにやっておくべきなのが「マイル修行」です。

例えば、JALの場合年間の利用がフライオン(マイルとは別のカウント方法になります)で5万ポイント以上になると永久会員の資格を得ることができます。JALカードを作って、解約しない限りそのステイタスで毎回空港ラウンジを使うことができるのです。エコノミークラスでフライト予約してもラウンジは問題無く使えます。

さらに、ステイタスがアップするとプレミアやダイヤモンドではファーストクラスラウンジを利用できるようになります。ただし、これは期限付きで、利用頻度が落ちるとファーストクラスラウンジは使えなくなります。このようなサービスはANAもやっていて、条件などはほとんど同じです。

JALとANAの両方でステイタスを一度取ってしまえば、どちらも永久にラウンジ利用の権利を得ることができます。

また、JAL(あるいは加盟しているワンワールド)もANA(あるいは加盟しているスターアライアンス)も無いような新興国の空港では、プライオリティパスが活躍します。これは、見せるだけで世界中のラウンジが利用できる便利なカードで、安く入る方法があります。

旅行で飛行機を使うことが年間数回しかないという方には関係ありませんが、旅慣れた人には、このマイル修行はとても大切なテーマです。

今回のスタディツアーでは、東京 → ロンドン → キエフ → フランクフルト → 東京 というルートになりましたが、ロンドンとキエフではプライオリティパスにお世話になり、出発の東京と乗り継ぎのフランクフルトではJALのラウンジを利用しました。

なるべく、コストをかけないで、フライトの際の体の負荷を下げる方法を人体実験しています。その成果は、インナーサークル資産設計実践会でシェアされて、受講者から大変喜ばれています。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2019年11月30日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。