きのう(11月30日)は、野球ファンの私にとっても実に嬉しい日となりました。
もうご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、あの清原和博さんが、民間団体の主催するトライアウトに監督として登場されたんですね。
清原和博さん トライアウトで指揮 「野球すばらしい」(NHKニュース)
トライアウトに通常どのくらいの方が集まるのか分かりませんが、今回は3300人ものファンが神宮球場に詰めかけたとのことですので、清原さん効果というか、絶大なる人気の高さを物語っていますね。
昨晩早速「新・情報7daysニュースキャスター」で取り上げていましたが、往年のファンらが、清原監督に大声援を送っておられました。
さらに!嬉しいことには、清原さんと同じく野球界で活躍した人たちが、清原さんに協力し、このトライアウトに参加。実に温かい言葉をかけて下さったことですね。
まず、バッティングコーチとして参加された片岡篤史さん。
片岡さんは、日ハムと阪神で活躍されましたが、PL学園では清原さんの後輩にも当たられる方ですよね。その片岡さんは「少しでも(今後の)力になれればということです」とおっしゃって下さっています。
また、こちらもPL学園の後輩で、巨人、日ハムで大活躍されたのち、メジャーに行かれ、最後は横浜で現役を引退された、入来祐作さんがバッティングコーチで参加され、「また一緒に歩けるようになんとか背中を押していきたい」とおっしゃって下さいました。
入来さん、現役時代も男前で大好きでしたが、また好きになりました!
本当に嬉しいですね~。
こういう野球人の熱い友情には、心うたれますよね。
逆境にある時に応援してくれる人こそが、本当の勇気ある人ではないでしょうか。
さらに、ものすごく感激したのは、野球界の大御所でもある東尾修さんが、清原さんとのトークショーに登壇され、「いずれNPBのユニフォームを着て、本当の復帰を皆さんできるように応援して下さい!」とおっしゃられ、深々と頭を下げられたことですね。
東尾さ~ん、嬉しいです~。ありがとうございます!
依存症界からも心から御礼申し上げます。
そして何よりも今回、輝いて見えたのは清原さんの笑顔ですね!
やはり、野球会のスーパースター清原和博さんにはユニフォームが似合います。
世界で一つの花はグラウンドでこそ咲く!とつくづく思いました。清原さんの復活は、また多くの人々に勇気と希望を与えたことでしょう。
そして、こうやって応援団が現れたこと、それをメディアが好意的に取り上げてくれるようになったこと、時代は確実に変わってきていると、温かい感謝の気持ちでいっぱいになりました。
わかってくれる人たちはいる!
私たちも、かつては叩かれっぱなし、炎上しっぱなしの時代もありましたが、著名人の復活に向け、縁の下からの援護射撃を続けることこそ、依存症界に生きる、当事者・家族そして支援者の役割であり、置かれた場所で咲くということではないかなぁと最近つくづく思っています。
これからも「雑草魂で、発信していくゾ!」と、野球人、野球ファンそして清原さんの応援団に、沢山の勇気を貰いました。心からのありがとうを送りたいです。
田中 紀子
公益社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」代表
国立精神・神経医療センター 薬物依存研究部 研究生
競艇・カジノにはまったギャンブル依存症当事者であり、祖父、父、夫がギャンブル依存症という三代目ギャン妻(ギャンブラーの妻)です。 著書:「三代目ギャン妻の物語」(高文研)「ギャンブル依存症」(角川新書)「ギャンブル依存症問題を考える会」公式サイト