インフルエンザ対策:やっぱり手洗いは大事!

ここ最近は、世の中も私も新型コロナウイルスに対する警戒を強めています。

それはそうですよね。なにせワクチンもない、薬もないわけですから、予防(予防接種)もできなければ治療方法の確立もありません。簡易検査キットもまだ開発されていませんので、仮に高熱で咳き込んでいてもそれが風邪の症状の悪化なのかそれとも新型コロナウイルスなのか、すぐにはわかりません。だから新型コロナウイルスとわかるまでに1日ぐらいの検査時間を要してしまいます。

例年であれば、この時期はインフルエンザの患者数がピークになる時期です。ところが今年はインフルエンザの患者数推移が低調で、1月第4週目までで65万4000人という結果になっています。昨年の同時期だと222万6000人の患者さんですから、明らかに少ないです。一医療機関あたりでいうと18人の患者数で、全国5000の医療機関から定点報告では2011年以来、最も少なくなっています。

その理由としては、連日の新型コロナウイルスの報道によって、皆さんが警戒をしてマスクの着用、こまめな手洗いやアルコール消毒などで効果が出ていると専門家は考えています。

私は風邪やインフルエンザにかからないと硬く決意をして、出来る限りのことをやっており今シーズンは今のところかかっていません。しかし、去年の今頃はひどい風邪でした。去年は一昨年末からの風邪が悪化して、肺炎と診断されました。もしこれが今年だったら、新型コロナウイルスを疑い、間違いなくチェックしているところですよね。

予防にはとにかくマスクと手洗い励行と言われていますが、マスクはしないよりしたほうがいいと言うことだそうです。なぜかというと、インフルエンザウイルスはマスクをすり抜けてしまうぐらい小さいからなんですが、それでもウイルスは単体ではなくて飛沫や埃と一緒に漂っているのでマスクで食い止めることができるそうです。あとマスクは喉を潤す、乾燥させないという効果もあるそうです。

お医者さんたちが、とにかく口を揃えて一番良いというのはやはり手洗いだそうです。しかし、ジャバジャバと適当にやるのではなく、しっかりと手を洗うことですよ。

私は仕事柄、日程が入っていれば誰かに代わってもらったり、休んだりができません。ですから、数年前からかなりしっかり手を洗っています。指は一本ずつ丁寧に、それから指と指の間を念入りに洗ってから手の裏からと甲の両方をあらい、爪の隙間などを手のひらに押し付けて、手の全体を細かく洗っています。さらに、手動の蛇口を手で触らず、腕で操作したり、アルコール消毒液があったら最後にそれを塗り込んでいます。

最近のテレビでも洗い方については伝えられていると思いますが、私はあまり伝えられていなことが一つあると思います。それは、そもそも何故そこまで手を洗う必要があるかと言うことです。
要は、手で目や鼻、口粘膜を触るから体内にウイルスが入ってきてしまいます。

だから新型コロナウイルスへの対策、インフルエンザ対策としてもこのことが大事です。

だから、手で目を触らない!
鼻くそをほじっちゃダメ!


編集部より:この記事は、前横浜市長、元衆議院議員の中田宏氏の公式ブログ 2020年2月13日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。