こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
私もかねてから求めていた通り、ようやく本日、政府が大規模イベントの中止・延期を求める声明を発表しました。時期を明確に「2週間」と区切り、後手に回ったものの一歩前進であると思います。
早くもコンサートやスポーツイベントの中止発表が相次いでおり、SNS上には悲鳴にも似た声が上がり続けています。
参加者はもちろんのこと、主催者側(企業・事業者)の損失は計り知れないものになるでしょうし、何より当該イベントに従事する予定だったキャスト(フリーランスや個人事業主)の経済的ダメージは、体力のある企業以上に深刻なものになる恐れがあります。
政府が正式に要請を打ち出した以上、経済政策をセットで行うことは必須です(それができない・やりたくないから二の足を踏んでいた面があるのだと思いますが…)。
台湾、新型肺炎対策で特別法 蔡総統、迅速に署名…補償や罰則強化(産経新聞)
隣国の台湾ではすでに、医療関係者への補償や経済的な影響を受けた企業への補助を定める特別法に署名がされています。
我が国もまず、税制優遇や特別損失の繰越を認める等によって、企業のダメージを最小限にする・補填する具体策を早急に決定するべきです。
その上で、前述のように個人事業主・フリーランスの困窮は極めて深刻な事態になります。
ここに対する政府からのダイレクトな支給は難しいと考えられますが、企業に対する補填策の決定と同時に
・当該イベントに従事する予定だったキャストには、キャンセル料を払うこと
・延期して代替イベントを行う際に、優先的に同キャストを起用すること
などを明記したガイドラインを発表するべきではないでしょうか。
企業→個人事業主という間接的な支援策になるとはいえ、ある程度の効果が見込めると思います。
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とにかくこうした事態ですから、打てる手はすべて打つべきです。全体的な財政出動策としては、消費税などの減税を引き続き強く求めたいと思います。
引き続き、国会での動きなどはSNSを通じてご報告して参ります。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会、地域政党あたらしい党代表)のブログ2020年2月26日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。