こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
昨日は3月11日。あの東日本大震災から、9年目を迎えました。改めまして、震災により亡くなられた方に哀悼の意を表しますとともに、今なお避難生活をされている皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。
私が所属する日本維新の会、あたらしい党もそれぞれ談話を発表いたしました。
「東日本大震災から9年目を迎えて」松井一郎代表による談話発表のお知らせ
あの震災が、私が政治家として生きる決意をした一つの大きな出来事であったことは間違いありません。
「自分にできることはなんだろうか」
「なんとかしなきゃ」「そして、この国を変えなければ!」
その想いは徐々に形になって、今日、私は国会議員として活動をさせてもらっています。
被災地支援の政策としては具体的に、原発処理水や甲状腺検査の問題を国会で取り上げてきました。
参考過去記事:
✕汚染水→○処理水。福島・原発処理水にかけられた誤解と「呪い」を解け
福島県で行われている甲状腺検査の「過剰診断」問題。弊害が大きく、早急な終了を【追記あり】
まだまだ力不足であると存じますが、復興特別委にも所属しておりますので、引き続き被災地支援に資する政策を提言していきたいと存じます。
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そして国会にきて改めて思ったのは、私たちがいま行っている(国会における)「身を切る改革」のスタートがどこだったのかということ。
東日本大震災の後、政府は復興のために特別増税を決めました。それに伴い、国会議員も歳費の2割削減を開始。
しかし、復興特別税は2037年まで続くにもかかわらず、そして被災地の復興はまだまだ道半ばであるにもかかわらず、国会議員の歳費カットはたった2年で終了しています。
「身を切る改革」に、賛否があることは承知しています。精神論だ、パフォーマンスだという見方もあるでしょう。
でもここだけは、認識しておかなければならないと思うのです。
被災地復興を目的に増税を決断した立法府が、その痛みに寄り添うために歳費削減を決めたということを。
にもかかわらず、自分たちだけがたったの2年でそれを終了したことを。
国会にきて、毎月もらう歳費明細から引かれる金額には、揺るぎない国家と被災地の再興への決意が込められている。
それは単なるやせ我慢でも、精神論でもない。
ここを忘れることがないよう、10年目、そしてその先を見据えて活動を続けて参ります。
昨年の記事:
3.11から、8年後の今日。「忘れない」ことも、私たちができる復興支援
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2020年3月11日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。