こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
一斉休校の影響が続く中ですが、財政金融委員会ではピンポイントで「児童手当」を増額することにより、打撃を受けた子育て現役世代への経済支援を提案いたしました。
また、東京都が新型感染症対応で小学生にまで拡大したベビーシッター助成事業については、非課税になる可能性があるとのこと。
引き続き、子育て世代への支援を中心とした、機動的で合理的な政策提案を続けて参ります。
そんな中、公立小学校の卒業式がいよいよ来週に迫っています。
私の地元・北区では「卒業式に保護者の参列は一律禁止」という教育委員会の方針が貫かれており、保護者の方から「一生に一度の式典、なんとかならないのか?」という切実な声を多数いただいてきました。
一斉休校が決定された時点であれば、感染症について未知のことも非常に多く、卒業式を中止したり保護者の参列を禁じることもやむを得なかったかもしれません。
しかしながらそれから状況は刻々と変わり、感染症について多くのことがわかってきました。安倍総理の答弁も「卒業式はぜひ行って欲しい」などトーンが変わり、明らかに自粛緩和の方向に向かっています。
首相「卒業式ぜひ実施して」 野党「もう終わっている」:朝日新聞デジタル
また本日19日には、自粛緩和に向けた一定の方針が発表されるのではないか?とも一部で報じられています。
こうした状況下で東京23区の対応を改めて調べてみたところ、小学校卒業式に一律で保護者参列を禁止しているのは、もはや北区と墨田区の2区のみという状況です。
北区は卒業生の数が少ない小学校も多く、充分に間隔を開けて座るなど、個別の対応が可能なケースも沢山あるはずです。
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以上の状況を総合的に鑑みると、北区は公立小学校における保護者参列の一律禁止を見直すべきだと考えます。
昨日朝、北区教育委員会指導課に直接電話し、再検討すべきではないかと意見を伝えました。
現時点では見直す予定はないものの、政府の方針が本当に変更されるならまずそれを確認して考えるとのことで、19日の政府発表次第で私も再度、書面による申し入れをしたいと考えています。
今週に挙行される中学校の卒業式には残念ながら間に合いませんでしたが、小さなお子様の卒業式は一生に一度の晴れ舞台。
賢明な判断を北区および北区教育委員会に行っていただけるよう、地元の吉田けいすけ区議とともに最後まで提案を続けていきます。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2020年3月18日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。