新型コロナウイルスのような国家的危機のなかにあって、大統領や首相の演説につき、「心がこもっていない」とか「滑舌が悪い」とか「プロンプターを使っているのはよくない」とか「誰かの演説に似ているところがある」とかいう次元でケチを付けている野党政治家が多い。
もうこれは、政治家として「最低」としかいいようがない。人間性としても政治的なモラルとしても最悪の屑だ。政治家の資格なしというのに躊躇しない。
こういうときには「一緒に頑張ろう」と言いつつ、もっとこうすればいいのにとかいう形で婉曲な批判に留めておくと、信頼が上がると思うのに愚かなことだ。
外国の野党政治家が同じようなことを言っているかよくニュースでも見るべきだ。「ボリス・ジョンソンの集中治療室行きに対する労働党党首やスコットランド自治政府首相(どちらも相当な政敵)のコメントを聞いていて、日本の野党はこんなこと言わないだろうなぁ」といった声もあった。
そうしていると、第二次世界大戦末期にアトリーの労働党がチャーチルの保守党に勝って政権を取ったというようなことにもなるのだ。
火曜日の安倍総理の演説は、真剣に語りかけ、分かりやすい説明を心掛けていたし、医療関係者への感謝も適切だということで、いつもが賛否五分五分だとしたら、今回は60%は超える好感度があったのではないか。
また、松井大阪市長がいっていたように、なぜもっと早くから手を打ってこなかったとか言っても、1月から3月の前半当たりまで、野党が「桜モリカケ」に7割ほどの勢力を費やし、ついでにアリバイ作り程度にコロナも扱っていたのを国民は忘れないのである。
枝野代表が早くから緊急事態の発動を主張していたような嘘を言ってもネットには魚拓まで残っている。
https://twitter.com/okada_tarumi/status/1247333413758984192