政府は16日、新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言の適用地域を、現在の7都府県から全国に拡大する方針を決めた。宣言適用は大型連休最終日の5月6日まで。
政府が7日に首都圏などに緊急事態宣言を最初に発令した際、愛知県や京都府などからも適用を求める意見が相次ぎ、県レベルで自主的に緊急事態宣言に動き出すところもあった。
一方、16日時点でもなお、47都道府県で最後に感染者ゼロとなっているのが岩手県だ。ツイッターでは、県民などから
別に生活が変わるわけじゃないんだよなー
緊急事態宣言関係出てもそもそも岩手から出る予定もないしおそらくこの時期誰もこない
といった冷めた意見もあったが、
岩手とか1人もいない地域に宣言は意味不明。
激しく困惑
人類の希望である岩手県まで緊急事態宣言になるのか
岩手にはもうすこし配慮しても良いと思う。
など戸惑いの声も。
一方で、
岩手県はコロナ出てないけど、出ていないからこそ緊急事態宣言出してほしい…。この田舎町でコロナ流行り出したら本当に大変なことになる
岩手なんか超びっくりでしょ。誰もいないのに緊急事態にされちゃって。ただ、こうでもうしないと、「行っちゃう」からな、岩手に。
感染者が出ていない岩手県に避難されたら困るから緊急事態宣言の対象が全国になったんだよ。コロナ疎開は絶対ダメ!
といったように、理解を示す人たちも多かった。岩手県出身のライターで、『陰暦暮らし』などの著書がある千葉望さんは「ちょっとホッとした。これが出ないと、感染者0の岩手県に人が入ってきてしまうと懸念していたから」と安堵した様子。
岩手県の達増拓也知事はこの日夜、ツイッターを更新し、国の動きを受けて、「移動の自粛や転入者の2週間の行動制限を要請し、関係団体に働きかけ、ポスターも作った岩手県としては、我が意を得たりです」とコメントしていた。