生き残るために必要になる3つの「新しい仕事のやり方」

コロナの感染拡大で、在宅勤務やリモートワークが広がっています。しかし、それだけではなく、生き残るためには、これからの「仕事のルール」に大きな変化が必要であると思っています。

まず、重要なのは「分散」です。1つの会社だけで仕事を100%するのは、今やリスクになりました。副業を認められる会社も出てきているようですし、収入源の多様化が必須です。

そして自分で稼ぐ仕事だけではなく、お金に稼いでもらう投資も、収入源の多角化のために必須となります。

2つ目は、仕事を受け身で待つのではなく、自分から創造していく力が求められるようになることです。

例えば、私がやっているセミナー講師のような仕事は、主催者からの依頼を待つのではなく、自らセミナーを企画し集客する方向にシフトすべきです。

4月に予定していた講演などは全てキャンセルになってしまいましたが、自分で企画しているオンラインセミナーは今週3つも開催します。自分で仕事を作れるようになれば、スケジュールも自分の好きなようにコントロールできるのです。

そして3つ目のポイントは、コミュニティーの重要性が高まることです。

仕事を誰とやるかに関して、ドライに経済合理性だけで決めるのではなく、一緒に付き合える楽しく信頼できる仲間とやっていく傾向が強まると思います。

ビジネスにも、プライベートと同じようなコミュニティ化が進み、そのコミュニティが仕事のやり取りをするプラットフォームに変わっていくのです。

キーワードとして考えた「分散」「創造」「コミュニティ」。この3つは、現時点で何となく考えている仮説に過ぎません。

いずれにしても、変化を恐れるのではなく、変化を楽しみ、対応していく。そんな姿勢が、これからもっと求められるようになることだけは確かです。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2020年4月20日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。