もう、橋下徹氏やホリエモンの話は聞かないことですね

既に方向性が定まったことに対してイチャモンを付けたり、混ぜっ返しをするだけの存在になってしまっているようなので、真面目な方々はあまり取り合わない方がいいと思う。

Wikipediaより:編集部

それぞれに影響力のある方々なので、端から無視することは難しいだろうが、こういう方々の発言は、前に進もうとしている健気な人たちの足を引っ張るだけに終わってしまう可能性が高い。

ご本人達は正論を述べておられると自信満々なんだろうが、こういう方々の意見を鵜呑みにしてしまうと物事が前へ進まなくなる可能性が高いので、前へ進む必要がある時はご自分の思い通りにドンドン進められる方がいい。

橋下徹氏は、コロナとの闘いの戦場にいる特定の公務員に対してのみ特別の手当を支給することとし、それ以外の公務員に対しては給付金の受け取りを禁止すべきであると提言されているようだ。

一見もっともらしいのだが、橋下徹氏が如何にも一般の公務員を目の敵のようにしているのが気に掛かる。

大阪府知事や大阪市長時代に職員組合等と激しいバトルを繰り返してきたことのトラウマが今でも残っているのかも知れないが、公務員が民間の労働者と比べて甘い汁を吸ってきている存在だなどと思い込んでおられたとしたら、多分、間違いだ。

確かに、一部には優雅な生活を送っている人もいるかも知れないが、大方の公務員
はカツカツの生活を送っておられるはずである。

余力のある人は然るべき公共的な機関に寄付をされればいいが、寄付を強制したり、受け取りを禁止するなどはもってのほか、と言わざるを得ない。

登山を自制しようと呼び掛けているアルピニストを、「頭悪すぎて笑う」などと嘲笑したり、祭りの開催を中止することにした自治体について、「あほか、あんなん参加してなんぼの祭りなのに」などと呟くホリエモンも然り。

こういった方々は、著名人なだけに、たちが悪い。

なんとかならないか、と思うが、しかし、なんともならない。
こういう時は、耳を塞ぐか、目を閉じるだけですね。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2020年4月23日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。