東京から脱出するなら、どこに移住する?

コロナショックをきっかけに、ライフスタイルを変え、東京から脱出しようと考えている人が増えているそうです。パソコンでできる仕事をしている人なら、ネット環境さえあれば、東京に常にいる必要は確かにありません。

しかし、東京を脱出するとして、果たしてどこに行くのが良いのでしょうか?

選択肢1.東京近郊の関東エリア

最近は東京から鎌倉や湘南エリアに引っ越して、通勤する知り合いが増えています。確かに海が近くにあって環境も良さそうですが、地元での生活に満足感を感じられないと移住する意味はありません。家族連れなら楽しいかもしれませんが、単身でいても何だか寂しい気持ちになりそうです(あくまで個人的な推測です)。

熱海、箱根といった温泉地という選択肢もありますが、たまに旅館に行くのは楽しくても、定住するのは、単身者にはちょっと退屈そうです。

選択肢2.東京から離れた自然がある場所

東京から離れた風光明媚な場所に移住するという方法です。自然を満喫でき、健康的な生活ができそうな気もします。しかし、たまに東京に来る必要がある時に、東京への交通アクセスが良くない可能性が高いのが難点です。また、東京近郊の温泉地なんかより、さらにカフェや飲食店も少なく、きっとすぐに飽きてしまうと思います。

選択肢3.東京から離れた都市

東京へのアクセスが良く、移動のインフラが整っていれば距離はあまり関係なくなります。飛行機や新幹線で移動するとしたら、空港や新幹線停車駅から近いことが必要になります。福岡、那覇などは、この条件を満たす街です。寒さが気にならなければ、金沢、軽井沢なども選択肢に入ってくるでしょう。

私は現時点では、東京を離れるつもりはありません。それは、仕事は東京にいなくても問題無くても、東京以外だとプライベートに満足が得られないと考えているからです。

もし将来、心境が変化して、東京脱出を考える時がきたら、また今回のような選択肢の中からどうするかを決めようと思います。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2020年5月8日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。