こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
国会も終盤戦、本日から4日連続で質疑です。今日は麻生大臣と、私が従前から力を入れている「仮想通貨(暗号資産)行政」について議論を戦わせました。
- 暗号資産の信用取引におけるレバレッジ規制「2倍」は厳しすぎ、保護すべきマーケットを消滅させかねないのではないか
- レバレッジ規制をEU等海外を参考に2倍としたのなら、税制も海外を参考に引き下げするべきではないか
という点を中心に取り上げ、早速仮想通貨のメディアサイトが詳細にまとめて下さいましたので、内容が気になる方はぜひこちらを御覧くださいませ。
■
そんな中で、麻生大臣はいつもの麻生節が炸裂していたわけですが、「暗号資産という名前が悪い。イメージアップをしたいならもっと何か考えろ!」というストレートな(?)主張がありました。
確かに仮想通貨・暗号資産には過去の経緯から
「所詮はギャンブル」
「すぐに流出したりする、危険なもの」
というイメージが根強くまとわりついています。こうした負のイメージを払拭し、ブロックチェーンという技術的な側面や、自律分散型社会をもたらす貨幣・決済の可能性を強調していくことは極めて重要です。
そのために、通貨以外にも公文書管理や転売防止といった分野から行政でもブロックチェーン技術を活用していき、イメージを転換していく政策も提言しているわけですけど、名称も確かに大事ですよね。
麻生大臣は「ステイブルコインの方が、ステイブルな感じがするよね」とおっしゃっていたものの、ステイブルコインでは暗号資産の特徴の一部しか表現できてないんですよね…。
デジタルコイン
電子通貨
自立分散通貨
電脳コイン
機動コイン
ゴーストマネー
…後半は完全に攻殻機動隊に引っ張られました。すいません。
こちらは雑談ベースですが、なにか良い名称を思いついた人はこっそり(ではなくても良いので)教えて下さいませ。
引き続き、日本が世界に立ち遅れてしまった暗号資産分野を前に進めるための政策提言を続けて参ります。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2020年6月2日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。