SNSで何度も話題になるバイキング。
先日も「坂上忍のパワハラで番組終了」なんて記事がでてましたが、「嫌い!」と言う人が多くともなぜか視聴率の良いバイキング。あれは何なのでしょう?怖いもの見たさでしょうか?
バイキングには、ピエール瀧さんのDOMMUNE大炎上事件の時に、私たち「依存症問題の正しい報道を求めるネットワーク」の要望書も取り上げられ、さんざんこきおろされ、煮え湯を飲まされました。
そんなこともあり、バイキングには腹立たしい思いしかなかったのですが、このところのバイキングは驚いたことに薬物依存症から再起を図ろうとする人に対しては、応援していくという姿勢に転じてきているのです。
これはバイキングの内省による変化なのか、それともあのバイキングですら変わったくらい、社会の理解が進んできたのか?よくわかりません。
おそらく両方なのだと思います。
もちろんFridayのように、相変わらずな雑誌もありますが…
昨日も、バイキングで清原さんの執行猶予満了の話を取り上げていたのですが、清原さんの「不安・絶望・かすかな希望。これが今の僕の全てです」というコメントなどを取り上げ、「正直に話している」とか「だからこそ胸が痛い」「頑張ってと言ってしまうのもまたプレッシャーになるのではと思ってしまう」などまともなコメントがでて驚きました。
そして野球界やご家族のエールも紹介され、終始応援ムード一色でした。
またさらに坂上忍さんが、
「これ僕らに何ができるのかな?見守るしかないんでしょうね?」
と、スタジオに問いかけ、出演者がうなづく…ということで締めくくられたのです。
執行猶予明けなので、また誰かが逮捕された場合の番組となると違うのかもしれませんが、かつての「芸能界甘い」「一発アウト」の大論争はまったくみられなくなりました。
またこういう番組で必ず出てくる「とはいえ50代以上の再犯率は高い」うんぬんかんぬんという、治療に繋がっている人いない人では全く違う再犯率を一緒くたにした素人コメンテーターの「再犯ハラスメント」もありませんでした。
前回の高知東生さんの俳優復帰の時もそうでしたが、バイキングの番組改善を見るにつけ、薬物依存の理解という困難な道も、一歩ずつやることやっていけば、少しずつ理解者は増えていくんだなぁ思いました。
社会の理解、バイキングの理解に感謝です。