こんにちは、やながせ裕文です。
日本維新の会は今回の東京都知事選で小野たいすけ(泰輔)さんを連日応援しております。
都知事選に独自候補者を擁立するのは、維新として結党から初めてのことです。満を持して、私たち日本維新の会が自信を持って都民の皆さまに都知事としてふさわしい方だと推薦できる素晴らしい候補者です。
小野たいすけさんのここがスゴイ!
小野さんは今月8日まで12年間、熊本県で副知事などとして、大学の恩師、蒲島郁夫知事を支えてこられました。川辺川ダム事業の白紙撤回、熊本地震の復旧復興など数々の修羅場をくぐりぬけ、また経営コンサルタント時代の知見を生かした「くまモン」ブームの仕掛け人として、申し分のない実績です。
都知事選に出ることは小野さんご自身が決断され、熊本におられるときに出馬を表明されました。小野さんは私の海城高校の同級生でもありますが、全く突然のことで一報を聞いたときは私も寝耳に水でした。驚くと同時に「小池知事に勝つには小野くんしかいない!」と思い立ち、私はすぐに連絡を取りました。
キャッチフレーズだけの政治、自分ファーストの政治ではなく、当事者の目線に立って本当に課題を解決する行政を実践されてきた小野さんの姿に私もあらためて敬意を覚えています。
小池都知事は改革者なのか?
出馬表明時、東京では全く無名の小野さんでしたが、日に日に魅力が伝わっている手応えはあります。しかし、私たちで情勢分析をした結果、東京都内にお住まいの維新支持層の皆さまのなかで、少なくない数の方が、小池知事を支持していることが明らかになりました。ひとえに去年まで都議会議員だった私自身も含め、ここまでの都政における私たちの力不足にほかなりません。
現職の圧倒的な存在感も大きいのですが、思い返してみると、私も地元で支援者の方々とお話しする中で「やながせさん、小池さんだって維新と同じように自民党と戦って改革をしているじゃないですか?」と言われることもたまにありました。それは本当なのでしょうか。
ここまで小野さんも指摘しているように、築地から豊洲市場への移転問題での大混乱にみられるようにパフォーマンス政治の弊害も目に余りますが、10年都議会にいた者として、小池知事の“改革”がホンモノではない証拠をいくつか挙げましょう。
東京大改革「看板倒れ」の証拠
たとえば入札や天下りは、行政改革の本丸ですが、小池都政ではほとんど手をつけていません。
問題となった豊洲市場の建設の際にも、水産仲卸売場棟、水産卸売場棟、青果棟の3つの工事の入札が行われましたが、予定価格を事前公表していることでそれぞれ1社しか参加企業がいない状態でした。これでは企業側の言い値が通りやすく、何億円という税金が高めに設定されてしまう構造です。小池さんは知事就任後に「1社入札」を止めようとしましたが、結局2年後にトーンダウンして容認する方針に転換しました。
都庁職員の天下りは、国の官僚のそれよりも「役得」がある実情はほとんど知られていません。国のほうはまだ定年前に退職して転身しますが、都のほうは定年までつとめてあげて退職金を満額もらってから再就職することが通例。しかも天下り先は都の外郭団体に都庁幹部OB、OGが再就職する構造がずっと続いており、都がそれらの外郭団体と特命随意契約を結んで、癒着や天下り先の優遇という批判もつきまとっています。小池都政はこれもメスを入れ切れていません。
これでは「東京大改革」の看板倒れです。この体たらくでは、国を巻き込んで都営地下鉄と東京メトロの経営統合により利便性をあげるといった難事業にとても挑めません。
真の東京大改革ができるのは小野さんと維新だけ
一方で、東京にお住まいの維新の支持層の皆さんであれば、私たち維新が10年大阪で行ってきた「真の大改革」については十二分にご存知のことでしょう。橋下さんが「倒産会社」とまで言われた大阪府の財政事情は大幅に改善。府議会の定数を2割削減という前代未聞の身を切る改革を断行しました。
身近なところでは大阪市営地下鉄を民営化し、利便性は著しく向上。私も大阪出張時にメトロを使う際、駅構内がおしゃれになり、売店も民間事業者となるのを目の当たりにしてきましたが、大阪市に固定資産税や株主配当などの収入が入るなど財政面でも成果を出しています。
都知事をめざす小野たいすけさんは無所属ではありますが、本気で改革する私たちの維新と同じ志を持っています。難しい改革を進めるために行政組織の動かし方を知り尽くしていることも大きい。いまの日本を見渡しても真の大改革ができる数少ない逸材です。
東京にお住まいの維新支持層の皆さま、どうか小野たいすけさんにお力添えをくださいますようにお願い申し上げます。