東京都の小池知事は6月30日夜、臨時記者会見を開いて新型コロナウイルスの第二波への警戒を呼びかけるための新たなモニタリング項目を公表した。「東京アラート」発動の基準としていたような具体的な数値が示されず、小池知事の責任逃れの姿勢に、ネットは、都民らの戸惑いや怒りの声であふれ返った。
立憲民主党の蓮舫副代表はツイッターで、「数値基準を設けないアラートって何? 選挙戦で自身の感染症対策が批判されないために「総合判断」とのあいまいな基準を導入したのでは、と思えてしまいます。都知事。」と、7月5日に投開票日が迫った都知事選との関連を指摘。
https://twitter.com/renho_sha/status/1277940759753158657
報道ベンチャー企業、JX通信社代表の米重克洋氏も、ツイッターで、「東京アラート改め東京ルール誕生」と皮肉った。
科学的なエビデンスに基づいたコロナ対策を公約に掲げる都知事選立候補者の小野泰輔氏は、「新しい基準は数値を設けず、東京アラートは出さないとのこと。一体、これまでの基準は何だったのでしょうか…」と戸惑いを隠せない様子。
「数値基準なし」のインパクトは大きく、ネット民からも、
要は「どうとでも解釈でき、どうとでも言える」というフリーハンド体制を構築したということだ。 信用できるわけない。
何でもありって事ね
首都圏民の命の軽さよ
などの声が相次いだ。
一方、新指標の公表前ではあったものの、堀江貴文氏は、東京都の指標見直しのニュースに言及して、 「重症者ぜんぜん増えてないからね。そりゃそうだ」とつぶやくなど、指標見直しについて評価するツイートも見られた。